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剣と魔法とチート能力  作者: 黒田 柊太
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プロローグ

初めての作品、投稿なのであたたかい目で見て下さるとありがたいです。

俺は、成績は優秀、運動は全国レベル、容姿は学校にファンクラブができるほどの

学校という世界では超がつくほどのチート能力者の高校2年生だった……

そんな俺 雅楽川 碧月(うたがわ みつき)には贅沢なことこの上ない願いがあった。

……それは……

「普通の高校生活を送る事」だった……

なぜなら、普段は教師の手伝いや生徒会の仕事、部活のキャプテン等々……

やりたくもないことをやらなければならず、アニメやゲームのザ・優等生が送るような毎日だったからである。

そんな俺の唯一の楽しみは家で23:00~04:00にプレイするとあるMMOゲームだった。


 「はぁ、つっかれたーー」とため息を吐きながらゲームのハードウェアであるノートPCを起動した。

そんなやる気のない雰囲気が自室にこもった次の瞬間には、すでに空気は一変していた。

ひしひしとそこにはまるで、試験会場だと錯覚するような緊張感が漂っていた。

そう、実は俺は一種の隠れオタクという人種だったのだ。

少し高めに振り上げた腕を強めに叩きつけるかのようにキーボードを打ち込んでいく。

こんなゲームの実力でさえも500万人のなかでインターネットランキング上位というチートすぎる立ち位置なのだ。04:00にゲームを終了し、シャットダウンを行うとすぐに泥のように眠ってしまった……


翌日、少し痛いからだを軋むベットから起こし学校に行く準備をする。俺の通っている高校は甘木(あまぎ)学園で住んでいる県で偏差値がトップの高校であるため始業時間も早めの07:45である。だから電車とバスを合わせて3回も乗り換えなくてはならない俺は06:00には家を出なければならないのだ。つまり逆算すると05:00くらいには起きるため睡眠技官はたった1時間程度しかないのである。そのため不眠症となりそうな体になってしまっている。


話は変わるが、実は俺には学校に好きな人がいる。(本当は両想いなのだが)、名前は神楽 琴音(かぐら ことね)といい、学年で一番、いや、学校で一番の人気がある同じクラスの女子生徒である。この想いにたった1人、学級副委員長で幼馴染でもある田代 愛海(たしろ あいみ)だけは気づいており、一緒に仕事するたびに茶化してくるのだ……今日も2人きりでしんと静まり返った教室で朝の活動をしているときに不意に

「ねぇ、雅楽川は琴音に告白しないの~~www」と茶化してきた。間が悪いことに、今日、俺は琴音に告白しようとしていたのだ。ただし、愛海にバレてしまうと後々めんどくさくなることが目に見えていたので、少々こめかみを引きつかせながら

「はぁ!!するわけないだろ……」と返したのだが愛海はあざとく

「今の間は何~~   それと何か顔が引きつってたけど?」と返してきた。

大失敗であった。これは今日はあきらめないとかなとがっかりしていると、愛海はいつになく真剣な顔で「応援しているからね」といってきた。

いつもならまたからかわれているのだろうと思うところだが、見たこともないくらい真剣な顔だったので

「おぅ、ありがとな」と返してまた作業に集中し始めた。その時に愛海が浮かべた落ち込んでいるような暗い顔に碧月が気づくことはなかった……


今は放課後である。昼休みに琴音の親友の小鳥遊 胡桃(たかなし くるみ)に頼みこんで(快く承諾してくれた)琴音を屋上に呼び出した。屋上がベタだとわかってはいても他の場所が思いつかなかったのである。大事なのは誠意をしっかりと伝える事だと自分に言い聞かせて、待ち合わせの時間を待った……


16:30ついに待ち合わせの時間になった。ちょうどに屋上へとつながっている唯一の扉が開かれて琴音が姿を見せた。

「ごめん、待ってた?」と聞かれたので

「いや時間ぴったりだよ」と適当に答える。今は告白のことで頭がいっぱいなのだ。

「それで胡桃に言われて来たんだけどどうしたの?」

ここが告白する絶好のタイミングだと悟った俺は、

「琴音、実は俺、一年のときから琴音に惚れていたんだ……俺と付き合ってくれないか?」

緊張しすぎて唇が小刻みに震えてしまったが何とか噛まずに言い切ることができた。琴音は少しの間、吃驚して茫然と立ち尽くしていたが、返事をするために言葉を紡いだ。

「はいっ。私も碧月くんのことが好きでした。こちらこそよろしくお願いします。」

目尻に涙を少しためながらそう答えた琴音はいつの間にか俺に抱き着いてきた。俺は初めての女の子の体温を感じながら1分間くらいずっとそのままの体勢を保っていた。

その後、一緒に帰る約束をしてから俺はテニス部の琴音はダンス部の練習に向かった。


帰途で俺は琴音に今日の部活であったことを話していた。気持ちが入らなかったことや鼓動が高まっていたことには琴音も共感してくれた。そのことがうれしくて俺は自分たちの足元に奇妙な紋章があるのにきがつくのが少し遅れてしまった。ハッとなった俺は背中に冷たい汗が流れるのを感じ、とっさに琴音を抱き寄せ

「離れるなよっ」と叫んだ次の瞬間、視界が暗転し意識を失った。


どれくらいたっただろう見知らぬ街の近くの草原で目覚めた俺はこうなった経緯を思い出していた……

確か琴音と一緒に帰っている途中で……そう考えた瞬間まずは琴音を探した。すると近くで気持ちよさそうに寝息を立てて眠る琴音の姿を発見した。心臓が止まったかのような不安を感じていた俺は一息つき、琴音を起こすために立ち上がるのだった・・・・・・

学生ですが頑張って1週間に1回は投稿していきたいと思います。また見て下さるとありがたいです。

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