表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
82/89

79話『相澤家2日目』

 新年二日目私は温泉に来ている。なんでこんな所に居るかと言うと今朝のこと。


「愛花ちゃん!温泉に行くわよ」


 お義母さんからいきなり温泉に行くよと言われた。突然の事でびっくりしていたけどどうやら相澤家は毎年新年は温泉に入りに行くのが恒例行事になっているらしい。


 そんなわけで私は温泉に来ている。日帰り温泉だとお義母さんは謝っていたが別に私は大丈夫。むしろ温泉に入るのは久しぶりなので楽しみだ。


「それじゃあ早速入浴しに行きましょうか」

「賛成」


 お義母さんと椿さんと一緒に女湯の方に行く。

 玲央君とお義父さんは男湯の方に歩いていった。


 温泉に入る前にかけ湯をして少し体を洗い入浴する。


「昼間から入るのは贅沢な気分に浸れていい気分ね」

「気持ちいいねー」

「そうですね」


 まだ昼間、確かに贅沢な気分だ。


「そう言えば、愛花ちゃんは一人暮らしなのよね?」

「そうですよ、でも玲央君が隣の部屋にいるので寂しくはないです」

「そっか、隣同士だったっけ、じゃあいつも一緒に居るの?」

「いえ、いつもではないです。私が気軽に遊びに行くだけですから」

「なるほどねぇ、もうキスとかしたの?」


 お義母さんが質問してきたのに私は答えられなかった。付き合ってもうすぐ2ヶ月、私達は少し遅れているのかもしれない。


「いえ、まだです」

「あら、そうなの?真面目なのね、玲央から迫ったりはしてないの?」

「ないです、手を繋いだりするくらいです」

「玲央に度胸がないのか、愛花ちゃんに度胸がないのか、どちらかね」

「あ⋯⋯う⋯⋯」

「まぁ、焦らなくても大丈夫よ、雰囲気は大事だからね」

「はい⋯⋯」


 私だってしたいと思うことはある。でも踏ん切りがつかない。付き合ってからの私はなんか遠慮してる感じがある。アピールしてた時の方が図々しかった気がする。情けない。


「愛花ちゃん、難しいことは後回しにしましょ、いまは温泉を楽しまなきゃ」


 露天風呂の方に行っていた椿さんが戻ってきてそう言った。


「そうですね、私も露天風呂行ってきます」

 「いってらっしゃい」


 私は露天風呂で30分くらい浸かってから出た。

 もうみんな出たようで誰も中にはいなかったので私もそのまま上がった。


 「あ、おかえり」


 外に出て広場に行けば皆が休んでいるのが見えた。玲央君が私に気づいて声をかけてくれた。


 「ただいま」

 「なにか飲む?」

 「なんでもいいよ」

 「わかった」


 玲央君はそのまま自販機の方に行き、コーヒー牛乳を2本買って戻ってきた。


 「はい」

 「ありがと」

 「やっぱり温泉のあとはこれだな」

 「そうね」


 2人で腰に手を当てコーヒー牛乳を一気に飲む。うん美味しい。

 その後昼食を取ってから玲央君の家に帰った。その日はそのまま何も無い雑談をして過ごした。

隔日更新に変更させていただきます。

これからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ