70話『男二人で』
男二人で買い物に行くことになった。
というか誘った。
僕はクリスマスプレゼント選びを大樹に付き合って欲しくて買い物に誘った。
「玲央〜」
時刻はお昼前、駅前広場て待ち合わせをしていると大樹が来たようだ。
「大樹、今日はよろしく!」
大樹にはプレゼント選びを付き合って貰うことは伝えてあるのでこのまま買い物に向かう。
「プレゼント選びはいいけどさ、俺の時もアドバイスしてくれよ」
「僕の意見でいいならいいよ」
「よろしく頼むわ」
クリスマスパーティーをするのでその時に渡すプレゼントと後は個人的に渡すプレゼントを今日見つけたい。
「で、だ。とりあえず簡単なパーティーで交換するやつを選ぼうぜ」
「わかった」
そういって大樹は雑貨屋に入ってったので僕もあとに続く。
小物系を送るのがいいのだろうか。
それとも髪留めとか?でも俺達に当たったら微妙だなー。
「俺は決めたぜ」
「はやっ!」
「いや、まぁそんな難しく考えずにいった方がいいぞ、みんなが使えそうだなってやつでいいと思う」
使えそう・・・・・・使えそうねぇ・・・・・・。
やっぱり髪留め?カレンダーとかでもいいかも、それかこのコップとか、ペンたてだったり普通に使う分にもいいかもなぁ。
じゃあこれにしようかな。
「僕も決まった」
「じゃあ買っちゃおうぜ」
「うん」
これでパーティー用は大丈夫だな。
後は愛花にあげるためのプレゼントか、何がいいんだろ。
「こういうのってどんなのがいいんだ?」
「去年俺はマフラーにしたよ、ちょうど寒い寒い言ってたからね、今年は迷ってる」
「マフラーかぁ」
愛花はマフラー付けてるし意味が無いなぁ・・・・・・手袋とか?
「とりあえずいろんな店回ってみようか」
「そうだな」
それから服屋とアクセサリーショップに立ち寄った。
服屋は好みとかもあるから選べなかった。
「アクセサリーか、これにしようかな」
「玲央は決まったのか」
「うん、決めた」
「じゃあ大丈夫だな」
「ああ、ありがとう」
「気にすんな」
大樹からもアドバイスを受けながら愛花に似合いそうなのが選べた気がする。
これでクリスマスは大丈夫だな。




