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63話『文化祭当日』

  文化祭当日。

  今日から2日間にかけて文化祭は開かれる。

  天気も良好。気分も高まってる気がする。


「それでは南星高校文化祭スタートです!!」


 生徒会長の開催宣言と共に文化祭が開始した。

 最初僕と長嶺さんは見回りをすることになってるので見回りだ。

 この時間帯には1年の柴田双子達も見回りをするので体育館側と校舎側で分かれる。

 僕と長嶺さんは校舎側、柴田双子は体育館側だ。


「校舎側は結構問題がありそうやからな、1年達には大変やろし」

「そうですね、上級生が大変なところをやるのは当然でしょう」


 そう言って僕達は校舎側の見回りを始めた。

 開始1時間で2件ほど問題を片付けた。

 迷子と喧嘩の仲裁だ。

 家族と来ていたみたいだが途中ではぐれてしまったみたいだ。放送部まで行って迷子案内を流してもらい解決した。

 喧嘩の仲裁に関しては双方の理由を聞きお互い納得のいく話し合いをして解決した。

 やっぱり問題事は多いな、でも明日の方が多くなると思うと憂鬱だ。


 見回りついでに佐宮さんのいるメイド喫茶を見つけたので入ってみることにする。


「メイド喫茶かぁ~相澤はメイド好きなんか」

「後輩がこのクラスらしいので見回りついでに顔出ししとこうと思いまして、あメイドはそこそこ好きですよ」

「ほほーう、今度着たろうか?」

「メイド服なんて普通着れませんよ」


 そんなことを言いながらメイド喫茶に入るとちょうど佐宮さんが案内をしてくれた。


「先輩来たんですか」

「もちろんだよ、誘われたしね」

「いえ誘ってませんから、来ないでくださいって言いましたよね?」

「コーヒーと紅茶で」

「無視しないでください!!」


 ブツブツ文句言いながら戻って行ったけどそんなに嫌だったのか。


「後輩いじりか」

「違います」


 長嶺さんに弄られた。


「お待たせしました、紅茶とコーヒーです、あとこれは先輩へのサービスです」


 そう言って佐宮さんがコーヒーにブラックサンダーを投下した。


「ちょっと!?何してんの!」

「特製ブラックコーヒーですよ」

「ブラックじゃない!甘いよ!サンダーはどこに行った!」

「あははははっ!!」


 長嶺さんは笑ってるし、なんてことだ。

 ちゃんとコーヒーは飲みましたよ。元々ブラックコーヒーだったから甘くなっただけだからまだ良かった。

 そんなことをしているとお昼になったので僕達の見回りは終わった。

 この後は麻那辺さんから誘われてるのでそのまま教室に向かい麻那辺さんと合流する。


「お待たせしました」

「あ!じゃあ相澤君行こっ!」


 そして僕と麻那辺さんはお昼を食べに校内を見て回る。


「相澤君は何食べたい?」

「なんでもいいですよ」

「はいアウト〜」

「じゃあクレープにしましょうか」

「それお昼?」

「他にも食べたいのがあれば食べる感じでいいんじゃないですか?」

「そうだね」


  僕はいちごホイップ味、麻那辺さんがチョコバナナ味を頼んだ。

 頼んだものを受け取り、中庭行きベンチに座ってクレープを食べる。甘くて美味しかった。


「焼きそば食べたくなった」

「買いに行きますか?」


 麻那辺さんが頷いたので今度は焼きそばを買いに行く。

 僕はついでに飲み物も買った。


「麻那辺さんどうぞ」

「ありがとう、いただきます」


  お互い焼きそばを食べ始める。屋台とかで食べる食べ物ってなんか特別な味がして好きなんだよなぁ。

 そんなことを思っていると隣にいる麻那辺さんが噎せた。


「ゲホッゴホッ」

「麻那辺さん、これ飲んで!」

「ん」


  麻那辺さんは慌ててお茶を飲み、しばらくして落ち着いたようだ。


「大丈夫ですか?」

「うん、ありがとう」

「なら、よかった」


 そして僕は自分の飲み物を飲もうと思ったが、自分の飲み物は麻那辺さんに渡しているのだと気づき、黙ってることにした。

 そうしていると休憩時間も終わりの頃に差し迫ってきたので僕はクラスの店番をするために先に戻った。麻那辺さんはまだしばらく見て回るらしい。


今日の18時にもう一本上げます。


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