表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/89

52話『海2』

 昼。


「そろそろお腹空いたしご飯食べようよ」

「わかりました」

「お腹減ったわ」


  みんなを引連れて海の家にやってきた。


「何頼むー?」

「焼きそば~」

「僕はカレーで」

「私も焼きそば~」


  そんな感じでみんなの食べたいものを買いに行った。焼きそば5カレー2。


「やっぱり海の家の定番メニューは美味しい」

「海の家独特の旨みはあるね」

「美味しい~」


  みんなで食べながら感想を言い合う。ちなみに僕が食べてるのはカレー。

  簡単に言えば男子がカレーで女子が焼きそばだったり


「午後はなにする?」

「ビーチバレーやろや」

「いいね~」

「まっけっないよー」


  午後はビーチバレーをすることになった。

  泳ぐことがなければ僕もできるからよかった。


 ◇


「じゃんけんでペア決めるでー」

「じゃんーけんーポン」

「・・・」


  僕と長嶺さんがペアになった。

  最初の対戦相手は僕達と七瀬宮森ペアだ。

 

「相澤、勝とうや」

「頑張ります」


「まっけないよー」

「・・・・・・がんばる」


  試合スタート。

  先制はこちらから、サーブはアンダーから、高めに打ち上げる。

  相手はそれをトスしてアタック・・・は失敗して僕達の点。

  続けてアンダーで今度は力加減を失敗してアウトしてしまった。

  レシーブになった。

  相手のサーブ、アンダーサーブだが・・・ネットを超えずにこちらの点。

  その後もこちらがリードし続けて勝利。


「やった~」

「勝てましたね」


「負けたー」

「悔しい」


  こうして第1試合は僕達の勝ち。


  続けて第2試合。

  麻那辺さんと八代さんペア。

  ゲームスタート!


  先制は向こうのチーム。

  八代さんがサーブを打つ。ボール上にあげてそれに向かってジャンプでバシンと・・・・・・・・・え?


「相澤・・・・・・あいつやばすぎやろ」

「ちょっとヤバいでしょ」


  八代さんの2本目もジャンプサーブ。今度はボールに触れる・・・がボールがそのまま違う方向に転がる。


「ヒリヒリする」

「こっち点数取れへんよ」

 

  それからも八代さんからのサーブが返せずに僕達は負けた。


「負けた」

「おかしいやろ、なんでそんなこと出来んねん」

「私見てるだけだったんだけど・・・・・・」


  さっきの試合麻那辺さんは見てるだけ、サーブで全部決まったので麻那辺さんが動くことは無かった。


「ごっめーん、実は私バレー部なの」

「茜はバレー部のレギュラーだからな、遠慮がなかったな」

「あ、そうなんだ、それなら無理だよね」

「あはは、レギュラー相手なら無理やな」

「内出血してるよ、腕が青くなってる」

「ウチもや、あんなの上に上がらんわ、早いしな」

「二人ともごめ~ん」


  こうしてビーチバレーは終わった。麻那辺さん、八代さんペアが普通に優勝です。

  ・・・・・・・・・大樹は余ったから審判でした。ごめんよ。



  僕達の夏休み最初のイベントは幕を閉じた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ