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51話『海』

  夏といえば海。夏といえば夏祭り。

 

  今日は夏休み前に話し合っていた。海に行く日である。

  今日のメンバーは僕と麻那辺さん、長嶺さん、大樹、八代さん、七瀬さんと宮森さんだ。


「玲央、今日は楽しみだな」

「そうだね、楽しみだよ」


  僕も男だからね麻那辺さんや長嶺さんの水着姿は楽しみだ。


「お待たせ」

「おっはー!!」

「うっさいわ」


  それから麻那辺さん、八代さん、長嶺さんが着いた。

  八代さんは元気だな~


「こんにちはー」

「どうもー」


  その後七瀬さんと宮森さんも集合したので海に向かう。

  海はここから電車で1時間くらいの所にあるのでそこに向かう。


  1時間後海に着いた。


  海に着いたのでとりあえずみんなは着替えるためそれぞれ別れる。

  男は早いのでそのまま着替えて場所を確保する。

  レジャーシートは持ってきたのでそれを敷きパラソルは貸し出しのやつを借りてきた。

  それからしばらくして女子達がやってきた。


「お待たせ」


  麻那辺さんの水着は白のフリルの着いたビキニだ。

  長嶺さんはパーカーを着て下には水玉模様の水着を着ている。

  可愛い。


「お待たせ〜」


  八代さんはパレオ姿、宮森さんはショートパンツタイプの水着、七瀬さんはスカート型の水着だ。


「おおーすげぇ」

「似合ってるよ」


  目のやり場に困るけど似合ってる。


「ありがとう」

「さんきゅ」


  僕達はそれからは海で遊んだ。

  みんなは海に入っていく。僕は待ってると言ったんだけど、麻那辺さんに手を引かれ連れていかれた。


「麻那辺さん、ちょっと待って!」

「ダメだよ~行くよ~」


  そんな感じで僕は海に入った。足がつくところまではよかった。

  足がつかない所に来た時僕は沈む。

  そう、僕は泳げないんだよ。


「相澤君!?」


  やばい海水が溺れ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

  僕は溺れた。

  目が覚めたら自分達が確保した場所に寝ていた。隣には麻那辺さんがいた。

  麻那辺さんは僕が目を覚ましたのに気づき謝ってきた。


「ごめんなさい、相澤君が泳げないなんて知らなくて」

「大丈夫ですよ、言わなかった僕も悪いですから」


  麻那辺さんは気にしている感じだが、言わない自分が悪いので気にしないで欲しい。

  そんなこと考えていると首筋に冷たいものが当てられびっくりした。


「冷たっ!!」

 

  後ろを振り向けば長嶺さんがいたずら笑顔でジュースを持って立っていた。


「あげるわ・・・相澤がカナヅチだったなんて知らんかったわ」

「そうですよ、苦手なんです」

「ならなんで今日は海に来てくれたんや?」


  確かに、来ないって選択肢もあった。僕が泳げなければ無理に来たりはしなかったはずだし・・・・・・・・・でも前まで大樹と遊ぶだけだった僕がみんなと遊べることが楽しいと感じているから。だからなんだろう。


「みんなと遊ぶのが楽しみだったからだと思う」

「相澤君・・・・・・嬉しい」

「そんなこと考えとったんか、嬉しいな」


  自分で言ったけど凄い恥ずいこと言ってるのが分かる。


 「今のは聞かなかったことにしといてください」

 「「やだ」」


  ダメだった。

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