表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/89

32話『親友と休日』

「なぁー玲央」

「なんだ?」

「暇~」


  今僕は大樹と家にいる。最近は全然遊べてなかったから遊ぶことになったのだ。


「暇って言ったって家にはそこまで遊べるものないんだよ?」

「じゃあゲーセン行こうぜ」

「別にいいけど・・・」


  佐々木大樹。中学の頃に知り合いそれからずっと友達をやっている。今はもうただ1人の親友だ。

  大樹には彼女もいるしクラス内のムードメーカーなので僕にとっては凄い友人だ。そんな大樹の趣味はゲームである。1人で暇な時はゲーセンにいるらしい。


  それから僕達はゲーセンにやって来た。


「よっしゃ!何やるかー」

「なんでもいいよ」

「じゃあ定番のホッケーでもやるか!」

「おっけー」


  ゲーセンに行けば大抵1台はあるホッケーで遊ぶ。結構楽しかった。

  その後クレーンゲームで大きなポテチやチョコを手に入れてたな。


「これでおやつは手に入ったな」

「それは良かったな」

「あ、貴音にこれいいかも」


  大樹は1つのネコのぬいぐるみを見てそんなことを言った。貴音とは大樹の彼女の名前だ。


「ぬいぐるみだけど・・・好きなの?」

「おう、部屋に結構あるんだぜ」

「そっか」

「早速取るか」


  腕まくりしながら取りに挑戦、3回で取ってたから普通に上手いよなー。

  それから対戦ゲームで遊んだ。格ゲーは二人とも苦手なのでやらない。やったのはレースゲーム。これなら楽しめる。髭生やしたおじさんや亀の魔王など使ってレースをした。


「玲央、今日こそは負けないぜ」

「僕もだよ」

「負けたら昼飯奢りな」


  そんな賭けをして始めたけどお互い譲らず。結局僕の負けで終わってしまった。

  最後の最後で青い甲羅が飛んでくるのはどうやっても避けられないよ。つかそこまでなんで溜めてたのさ。

 

「ご馳走さん」

「しょうがないなぁ」

 

  僕は約束通り昼飯を奢った。

 

  昼食が済んでから僕達は大樹が彼女に誕生日プレゼントを準備したいと言ったので雑貨屋に向かった。

  雑貨屋に着いた僕達は何がいいかみて回る。と言っても僕は彼女がいないので見てるだけだ。たまにカップルで3割引とかのポップを見ると彼女が・・・相方がいないと言うだけで損しているような気がしてならない。

  まぁ実際はその通りで今の社会、夫婦やカップルにはこういう割引やサービスがついている。いわゆるカップル割り。


「ヘアゴム、ヘアピン、シュシュ、マシュマロ、何がいいかな?」

「おい、今なにか変なの混じってなかったか?」

「ん?」

「なんでもないよ、どれも身につけてられるやつだしその中で彼女に似合うのを選びばいいんじゃない?」

「うーん、ヘアゴムとシュシュにして色々試してもらおう」

「じゃあ買ってこい」

「おう!」


  そして大樹は会計しに行った。その間見て回る。僕の中では麻那辺さんか長嶺さんに対してどれが似合うか考えていた。プレゼントするのはまだまだ先だと思うけど。


  その後何件かブラブラしていい時間帯になったので僕と大樹は家に帰った。

  最近は女子とばっかりだったけど、やっぱり男同士で遊ぶ方が気が楽だ。

ご覧頂きありがとうございます。


ブクマ、感想、評価等いただけると大変励みになります。


これからも応援のほどよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ