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27話『風邪と看病』

  テスト当日、僕は風邪をひいた。熱はなく、喉が痛く、咳がひどいだけだ。

  休むほどではないので学校に行く。


  教室につき自分の席に座る。まだ時間はあるのでテスト範囲を頭に詰め込む作業をしていると、大樹が席までやってきた。


「よお、今日は自信ある科目あるか?」

「今日は苦手科目ばっかりだよ」

「あれ?玲央声ガラガラだぞ、風邪か?」

「ああ、喉がやられてな」

「そうか、あまり無理はするなよ、辛くなったら言えよ」

「ああ、ありがとう」


  その後麻那辺さんや長嶺さんにも心配をされた。

  テストは恙無く終わる。テスト期間中は午前まで試験で午後は解散。なので僕はそのまま家に帰り明日の勉強をする。


  次の日僕は風邪が悪化して休んだ。熱も8度5分あり体がだるい。医者にも行き、どうやら扁桃腺が腫れていて熱が出たらしい。あまり動く気も起きずそのままベットイン。僕はそこで意識を失った。


  目が覚め、体を起こす。


「あ、目が覚めた?」


  そこにいたのは姉さんだった。


「姉さん、どうしてここに?」

「今日学校風邪で休んだって聞いて看病しに来たの」

「でもテストじゃ・・・」

「もうお昼よ、終わってそのままこっちに来たの」

「そっか、ありがとう」

「お粥持ってくるから、待っててね」


  姉さんはそのまま部屋を出ていった。それからしばらくして姉さんが戻ってきた。手にはお粥と梅干しがある。僕はそれらをゆっくり食べ、薬を飲む。

  しばらくゆっくりしているとチャイムがなった。


「私が行くから、玲央はそのままでいいよ」

「うん」


  多分麻那辺さんだろう、でも僕も出迎えるほど元気があるわけじゃないので姉さんに頼もう。

  それからしばらくして姉さんが麻那辺さんと長嶺さんを連れてやってきた。


「玲央、こんな可愛い子達がお見舞いに来てくれたよ。良かったね!」

「そうだね」


「相澤君大丈夫?」

「相澤、大丈夫か?」

「うん、薬も貰ったし熱さえ引けば学校には行けるよ」

「よかった」


  結構心配をかけてしまったみたいだ。ふぁぁ~。薬が効き始めたのか眠くなってきた。


「眠くなったか?ならウチらは帰るとするかな。お大事に」

「相澤君、ゆっくり休んでね。じゃあね」

「私は2人を見送ってくるね。ちゃんと寝てなさいよ」


  3人は部屋から出ていき、僕一人になった。眠気も来てたのでそのまま意識を落とす。


ご覧頂きありがとうございます。


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これからも応援のほどよろしくお願いします。

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