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過去からの伝言   作者: 今福 幸
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少女3

(私 中学出て働きます 先生寮があって 夜間学校行ける場所探して下さい)


担任は資料見ながら

(何故?高校は?貴女のお父さんは商社にお勤めだから私立でも大丈夫だし 勿論公立でも大丈夫だけど)


(早くあの家を出たい お願いします)


(一度両親と良く話して決めましょ…)


帰宅して母に伝えた 卒業したらこの家出るから 欲しい物沢山あるし 早く働きまいと嘘をついた


母は渋々承知し 帰宅した石黒は無関心だった


石黒が あ~娘が出て行ったら二万で遣り繰り出来るなぁ…と母に言ってるのが聞こえた


無視して私は自分の部屋に戻った


今更ながら私は石黒の名前は名乗ってなかった と言うか 戸籍は谷代のままだった これ程ラッキーな事はない


卒業する前に祖母に電話をした 決まったら連絡する事を伝えた


中学卒業して働くって 戦後でもあるまいしと 祖母は母に怒りの電話を入れた事を 後から 母から聞いた 余計な事を言ってと 更に私を母は罵倒した


卒業と同時に 私は担任から聞いた 寮有りの工場で働き始めた

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