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過去からの伝言   作者: 今福 幸
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少女2

石黒は神経質で 潔癖性…いつも顔色伺いながら過ごしていた


ある日お風呂に入ろうと脱衣場で洋服を脱いでると いきなり入ってきた


びっくりする私に石黒は

(何びびってんの?あ~あった あった)

差ほど今必要ない物を手に取りニヤリと臼笑みを浮かべた


ある日の日曜日 母は用事で出かけて居なかった 私は自分の部屋で本を読み過ごしていた この本は祖母から買って貰った物で 此処に来て一冊も買ってもらった物はない


携帯さえ持ってなかった


その時ドアが開く音がした 身を構える私に石黒は私の横に坐り 肩に手を回した


(止めて下さい)とその手を振り払うと

(携帯欲しいだろ?お父さんが買ってやるから)と 更に私に抱きつこうとした


(止めて)と大きな声を出し部屋を飛び出した


後を追ってきて 私を殴った


(誰のおかけで こんな暮らしが出きると思ってんだ 家政婦代りと思い お前ら親子を住まわせ 思った以上料理は下手だし クソが)(怒)


石黒は私を罵倒し続けた


その時 母が帰宅した

(どうしたんですか?)


(お前の躾がなってないからだ)(怒)


ムシャクシャすると言って石黒は家を出た


(頼むから石黒さんと仲良くしてよ)


母は私の言い分は聞こうとしなかった


それからは 母が出掛ける時は 嘘をついて外出るようにして お風呂は早朝か 石黒が食事してる時に決めた


ある日居間にいる母と石黒の会話が聞こえてきた


(あの…今月分の お金を)

言い出せにくい母の言葉に石黒は舌打ちして

(チェッ3万)と手渡してた

(すみません これじゃ~足りなくて 玲奈の学校も)と言おうとしたら

石黒(そんなの知るか 働けよ クラブで働いてたお金無いの?チェッ)とまた舌打ちした


母(夕飯のおかずが足りないとか 言われ 少しずつ崩して…)


石黒(はぁ?俺のせい?お前がやりくり下手だからじゃないの?)


私の側に来た石黒は 部屋の物は勝手に触るなよ と冷たい目を向けた


もうこんな暮しイヤだ 祖母の所へ帰りた





私(携帯…無理だよね?)


母(ダメ ダメ 買えるはずないじゃん)


私(私…お婆ちゃんとこ戻ろうかな)


母(ダメよ 絶対に )



何となく分かった 母は只実父からの養育費だけが目当だった 為に私を側に置く事だけだった


その間 精神的虐待は続いた


それから一年過ぎ 二年目 やがて進路について担任から話があった

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