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過去からの伝言   作者: 今福 幸
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馴染みのお客さん

引っ越して 次の日から私は店の手伝いに入ったのだ


朝の仕込みを手伝い 掃除を手際よくやってると


(玲奈さんゆっくりで良いのよ 引っ越して間もないのに それにしてもてきぱきして助かるわ~)


何か嬉しかった 家族がいるって凄く嬉しかった 良ちゃんが居る 良太郎も智子も そして義両親も側にいる 幸せで自然と笑みが出た


お昼前には開店だ 暖簾を掛けお客さんを待つ時間 この時だけはドキドキした


(いらっしゃいませ)


満面の笑みで迎えた


(あら 新人さん?新しく雇ったの? )


(息子の嫁よ ほら前に話した良のお嫁さん この度一緒にこの店を)


(あ~良ちゃんの よろしくね)


(こちらね昔からの馴染みの村野さん 良が小さい頃からだから 長くなるわね フフフ)


(宜しくお願いします )


(じゃ~若女将だわねハハハ)


その時何故かドキッとした


その後もお客さんは次々と入り お昼のピークを過ぎた頃 一家族がみえた


オーダを取りに行くと そこにはゆうちゃん事 上城さん家族が…


小刻みに震える手 お薦めを頼まれ厨房に入ると 義母さんが


(いらっしゃいませ上城さん 今日はね)


と言ってお客さん 上城家族にお薦めを説明していた


お茶を出すと

(あれ?もしかして…)

ゆうちゃんが言った


更に心臓が…


(前に病院で会いましたよね?ほら娘の検査で)


(あ~ハイハイ 会いましたね その後娘さんは大丈夫ですか?)


内心ホッとしてると


娘の朱音ちゃんが

(病院じゃなくて 何処かで会ったような…)

首を傾げていたのだった


お薦めの料理も出来て ごゆっくりどうぞ


私は厨房に入り 賄いを作った


上城一家も食事を済ませ 暖簾を外して 食事をしてる時


(上城さん知ってるの?)(知ってるんですか?)


私と義母さんは同時に発した


皆が笑う中 私は病院でと言い 義母さんは接待の時もあれば ご家庭でお見えになる事もと…


(しかしこれ旨いな)

義父さんが 言った

賄いが認められた時だった


義母さんにピースをした (笑)


一時の休憩を終え 再び開店の準備をしてると 義母さんが 玲奈ちゃん幼稚園のバスもう直ぐ来るわよ 今日はそのまま上がって子供たちの面倒みなさいと言われ 躊躇してると 最初から気合い入りすぎると 後が続かないから それに子供たちも まだ此処に慣れてないし


(すみません じゃ~お先に失礼します お疲れ様でした )


幼稚園のバスが来る場所へと向かった

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