母の姿
不思議そうに私を見た母は
(あの~何か?)
掃除の手を止 私を見た
(お母さんだよね?)
(玲奈?玲奈なの?)
(うん 今は掃除の仕事?)
(そうだよ もうこの年だからね あ…今仕事中だから 後から話そう)
そう言って母は仕事に向かった
部屋は集中治療室から一般病棟へ ただ個室だった 義両親が子供が行った時の事考えての配慮だった
部屋に戻り 祖母の事を考えていた 智子は後にあの鹿児島の方と結婚するのだろうか?
歯車はなんら変わらないと言った
でも…私は歯車を変えてしまう事にした
ごめんなさい お婆ちゃん
その日の夕方母が病室へやってきた
何処から買ってきたのか 果物やプリン等抱えて
(玲奈だったのね 集中治療室に居たの 今は名前を出さないし 分からなかったわ 玲奈今までごめんね )
(あの人はどうしたの?石黒だっけ?)
(あ~別れたわ あんたが中学出て 何年か後にね 自分の娘には惜しみ無くお金を使うのに腹立ってね)
(お婆ちゃん亡くなったんだよ その前にあのマンションにも行った だけど石黒が言うには 急に居なくなったって)
(そうそう 確かにその時はね でもさマンション戻ったら 石黒は他の女連れ込んでて イヤになって別れてやったよ )
あの時母が言ってたのと同じだった
(母が亡くなったのは知ってる あんたに迷惑かけたね 福岡に連れて行ってくれたんだってね 近所の人から聞いたよ ありがとう)
(じゃ~私はそろそろ行くから じゃ~ね 元気で頑張るだよ )
(えっ?また明日仕事来るんでしょ?)の問いかけに ニッコリ笑って
(玲奈 戻れて良かったね あんたの女将さん姿板についてたよ)
(え?!!!ちょ待って お母さん…)
母は行ってしまった
翌日看護師さんに聞いてみた 掃除をしてる人で年齢は60手前で うす緑色の作業着を来た 谷代って…人は?
(ん?うす緑の作業着?此処の病院は業者に頼むから そのうす緑は居ないと思うけどね 岡田さん夢みたんじゃ?)




