元の世界へ
女の子との会話で
(友達と遊びに行く約束してたの 駅で待合せ その時 急に気分悪くなって 友達の声が微かに聞こえた 朱音大丈夫?朱音って 気が付いたらさっきの駅に 何がどうなったか判らない)
私は黙って聞いてました 私と同じようにならないように どうか元に戻れる事を願った
(パパ ママ心配してるだろうな 捜索願い出てるだろな )(泣)
(朱音ちゃん 元に戻りたいよね?だったら戻りたい 戻りたいと願うのよ )
か細い声でうんと言った
もう遅いから今日は寝ましょう そう言って眠りに就いた
翌朝台所にいると おはようございますと元気な声で朱音ちゃんが起きてきた
(おはよ~良く寝れた?)
(ハイぐっすり あ~久しぶりのご飯とお味噌)
(いつもパンなの?)
(朝バタバタで スープだけとか ママから怒られるけど いただきます♪)
朝食を済ませ 後片付けは玲奈ちゃんがすると言うから 任せたら
(あっちゃ )
(どうしたの?あらあら カットバンは何処かしら あった あった )
この怪我が 後にこの話に関連するのであった
(お父さんの名前 上城…何?)
(上城祐司です 父を知ってるんですか? )
(知る分けないじゃない)(笑)
昔東京に居て 上城って名前知ってたから でも祐司じゃないから人違いだったわ と嘘をついた
そうこうしてると上城くんが朱音ちゃんを連れて駅に向かったのだった
30分経っただろうか ドアの所で泣き声が聞こえた まさか!急いでドアを開けると 朱音ちゃんが坐り込み泣いていた
ヤバいかも…ドアの鍵を閉め 急いで駅に向かった 心配しないで おばさんが戻してあげる
何をどうしたか記憶にない 只どうかこの子を…元にと願うばかりだった
階段の所に着き 深く深呼吸した その時背中をスーッと押したら 朱音ちゃんは消えた
どうか元に戻り着きますようにと願い お店に戻りました
上城くんから電話があり 朱音ちゃんを新幹線に乗せましたと言う報告だった
きっと上城くんは途中で朱音ちゃんが消えた事を知っている でもそれはお互い黙ってる事だった




