幼少期3
数週間過ぎただろうか 怒鳴り声で目が冷めた
男と母が喧嘩 毎度のことだった
男(さっさと仕事みつけろ 風俗で稼げる)
母(あんたが幸せにするからって 仕事はパートで良いからって)(泣)
男が罵倒し 母が泣くお決まりのパターンだった
養育費が振り込まれたら 優しいのは一日だけの男だった
暫く経ってから アパートのドアがノックされた
母がドアを開けると 見知らぬ女が立ってる
女(誰?あんた)
母より若く感じ ケバい女だった
母(あんたこそ誰れよ)
女(こううちゃんが ここで待ってろって言うから あ~(笑)お手伝いさん?行く場所ない年増女がガキ連れて 可哀相だからアパートにって)
女は香水の匂いプンプンさせて ずかずかと上がってきた
女(あんたのガキ?へぇ~あんたに全然似てないやん )
母はブチキレ女に掴みかかった と同時に男が戻ってきた
母(どう言う事よ)(怒)
男に掴み掛かろうとしたときに 母は殴られてた
私はワンワン声を大にして泣いた
男(出ていけよ 俺のアパートから 大体お前さ 旦那から養育費たんまり貰うからと言ったよな?二万?チェッ 話全然違うだろ さっさとガキ連れて失せろ)(怒)
髪はボサボサになり 顔は腫れ上がり 母は私を連れて再び実家に戻ったのだった