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過去からの伝言   作者: 今福 幸
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幼少期2

二週間過ぎただろうか 突然母が戻ってきた


(ごめんお母さんに玲奈押し付けて でも大丈夫玲奈連れて行くから)


さっさと準備し 祖母の言葉も聞き入れず 無理矢理手を引かれた


私は訳判らず 祖母を振り返り 振り返り 母が乗って来た車に押し込まれた


運転席には見知らぬ男がサングラスを掛け 私を覗き込むように後ろを振り向いた


(お前のガキか?)


(そうよ 私に似て可愛いでしょ?フフフ)


私は指を加え怖さに震えてた


この男は後で分かった事だけど 父が仕事中私を一人アパートに残し遊びあるく相手だった


男のアパートに着いたのは車で30分程の距離だった


母(今日から玲奈のお父さんだからね お父さんと言いなよ)


泣けば叩かれる怖さで黙って座ってた


男は煙草に火を着け 新聞を広げ チェと舌打ちしてちょ出かけてくら) と言って立ち上がった


母(またパチスロ?)


男(うるせな~ガキを手元にとお前が言ったんだぞ まぁ養育費が入れば スロットしなくていいんだよ メシ食わなきゃだろうが)


今考えればアホな話だ


母(玲奈 指しゃぶり辞めな 今度したらブツよ)


カップ麺にお湯を入れ 私の前に差し出し 母は男の後を追ってパチスロへ行った

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