異世界科学
今回は科学系のネタかな?
まず最初はなろう批判から(安定)。
正直、異世界はちゃんと考えて作らないと「歴史?分かんない。科学?分かんない。国語?分かんない」という風に思われます。
何故って?そもそも異世界が歴史若しくは科学からの逃げと思われやすいからです。国語?それはなろう特有だ、安心しろ。
だから、歴史を自分の中で組み立てられないと歴史を知らないから御都合主義の異世界に逃げたのか?と、思われるし科学的に無理があると科学が分からないから魔法でどうにかしようと考えたのか?って思われます。
これを理解せずに異世界を書いているから批判された時になんで批判されたか分からないんだと思います。
ここからは科学系(歴史要素過分、というか半数を超えている)です。といってもそんな難しいことはやりません(というかできません。歴史専門です)。
最初に中世の科学がどれほど進んでいるのか?というと、はっきり言って殆ど進んでいません。
何故かというと、宗教が徹底的に弾圧していたからです。えっ、どうして?と思うかもしれませんが簡単に10文字(句読点を含む)で説明できます。
権威がなくなるから。
以上です。
簡単にその事例を。ガリレオが唱えた地動説が最も分かりやすい事例ではないでしょうか?
彼は説を唱えた(最初に唱えたのは別の人です)後異端審問を掛けられて、一生言わないことを約束させられます。
何故か。宗教的権威が落ちるからです。
では更に、何故そこまで権威に拘るのか。
彼等は当時、王様や皇帝と並ぶほどの地位を持っていました。だから、「すまん、間違ってた」なんて軽々しく言えないし、聖書を覆すような発見をされると正当性がなくなります。
なので、彼等は特に基礎科学を嫌う傾向にあります。例えば原子の存在とか。
原子は既にギリシャがポリスであった頃ぐらいには考えられていました。ですが、後にキリスト教によってそれに関する書物は発売禁止となります。
この事から異世界でも基礎科学及び基礎魔法学については発展してないと思われます。
そこにノコノコ来た変な奴。いきなり
「酸素をもっと供給できれば、火の魔法が強くなる」とか言い出したらどうなるか。明らかにこれは基礎魔法学の部類で宗教家が黙ってないでしょう。
更にさっきも言った通り中世の文化レベルでは王様や皇帝より教皇の方が地位が高いのです。
良くてもそのことを他言しないこと。悪くすれば家族やパーティーメンバーも感化されて悪魔の教えを受けているなどイチャモンつけて殺されるでしょう。
酸素を供給すれば火が付く。二酸化炭素でいっぱいにすれば火が消える。というのは多分宗教が強くなる前に発見されていると、思われますが宗教家によって焚書されているでしょう。
多分ですが魔法は口承伝承がかなり高いウエイトを占めているので世界最古の魔法家はその事を知っているでしょう。
多分王家辺りは魔法が優れている国では知っているが魔法がまだ発展段階にある所は知らないという格差が発生し、基礎科学、基礎魔法学そして、科学と魔法を混合した科学魔法学というのは知っているというのが一種のステータスになっている可能性が高いです。
それと全くの余談ですが、教会がスキルの確認をするって大変理に適った行動ですよね。
何か強いスキルがあれば半ば強制的に(破門とか使って親を脅して)子供を修道院なんかに入れて洗脳して最強の兵若しくは宣伝として(神のお怒りだ。とか神の奇跡だとか言って)使用すると思います。