夏のはじまり2
俺達はただ夏を楽しみにしていた、
思い出に浸っていた、
これからも皆で楽しく…、
「それは無理だよ」、
そこには進が立っていた。
「お前大丈夫なのか!?」、
進の体はみるみるウチに真っ赤に血に染まっていく、
「なんで助けてくれなかったんだよ!」、
その途端俺は何か生暖かい物を踏んだ、
俺の足元に3人の体がバラバラに転がっている
「うわぁぁぁ!!!」。
目が覚めた、日の出 旅館の布団の中、
朝から最悪な気分だ、
そのまま俺はもう1度眠りについた…。
「それではこれからゲームの説明をするよ」、
部屋の端 4箇所には監視カメラ、
扉が1つ冷蔵庫とテレビ、
それだけだ。
「ゲームってなんだよ!何が目的だ!」、
俺は冷静にならなきゃいけない、
それは分かっているが皆の状態を見て俺までも少しパニックになってしまった、
咲「なんで私たちがこんなことに付き合わされなきゃ行けないの?!」、
咲と雪姫は完全に気が滅入ってるようだ。
「お母さん…」、
雪姫はしゃがみこみ泣いている、
進の姿が見えない、
「おい!クソ野郎!進はどこだ!アイツに何しやがった!」。
うさぎ男はだらだらと面倒くさそーに答えた
「口が悪いなぁ… 彼なら隣の部屋にいるよ スタンガンの電流値高すぎてね安静にしてもらってるよ」。
そう答えたあと男は大声で笑い出した、
ゴート男「あははっ!!僕のせいで怪我でもされたら楽しいゲームが始められないからねぇ〜!!あはははははは!!」、
狂っているとしか思えない…。
だが逃げる手段も進の無事も確認出来ない、
仮面の男はヘラヘラした口調で話し始めた。
「とりあえず目の前の扉から出てくれたまえよ」。
俺たち3人は進の無事を祈りつつ恐る恐る扉を開けた。
そこには椅子が八つ並んでいた、
そのうち五つに進と知らない人達が座ってた、
進の姿を見て咲がすぐに駆け寄った、
「進!無事だったのね?!」、
「良かった…」、
雪姫もホッとしたようだ。
「何もされなかったか?」、
進は少し周りを気にしていたが「俺は全然無事だよ」と安心した表情で答えた。
だがその後に右手を前に突き出し話し始めた、
「この手首についてるのは一体なんだ?」、
3人も自分の右手首を一斉に見た、
「何かしらこれ…」、
その途端 部屋に設置されたテレビに仮面の男が映り話し始めた。
「さて君ら8人でこれからゲームをしてもらうよ期限は1週間、生き残ったものは横の扉から出られるよ?フフッ」
「さーて、じゃあ部屋の端に棚があると思うけど、そこに箱が置いてあると思うんだよね〜その箱からランダムで一つゲームを決めてね」。
箱には穴が空いていて?ボックスのような作りになっている。
俺は思いきって周りに話しかけた。
「とりあえず自己紹介だけしとくか初めて会う人もいることだしお互いのこと呼ぶ時不便だろ」。
ほかの4人は俺らと同い年程でその中の女性が話し始めた。
「初めまして私は優花よよろしく」。
その時その中の男が割って入ってきた
「おい優花!そんな奴らと関わらない方がいい!こいつらもあの仮面野郎の仲間かも知れねーだろ!」。
その言葉に進が反論した。
「おいおいそりゃこっちも同じだろ、
お前らだってそーかも知れねーだろ」。
「仲良くした方がいいと思うけど…」
雪姫は心配になり慶にこっそり近寄る
そしてテレビがまたついた。