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夢幻と現実の狭間で…  作者: 魔死吐?
魔道具編
21/45

活気

夢幻世界へ到着したカチュアたちはその足でメイザース家へ向かおうとした。しかし、ゲートから直ぐの街へ入ったときに、街中の様子がおかしいことに気が付いて足を止めた。明らかに街中に異様な活気があるのだ。

この街はゲートに近い場所に存在するため、いつか世界の狭間の無が漏れ出てきて飲み込まれてしまうのではないかという噂があり、その影響で見るからに寂れた街だった。元々がゲートを管理するために造られた街なので、最低限の人員が生活できるように整えられた形だけの街とも言える。ゲートを管理する仕事をする人間とその家族たちが生活できるだけの設備と店が立ち並ぶだけの淋しい街だった。

そんな街がわずか二週間で道に人だかりができるほどのにぎやかな街に様変わりしていればカチュアたちでなくても驚いただろう。けっして現実世界と夢幻世界の時間の流れが異なるわけではない。カチュアが向こうで二週間生活している間も、こちらでも同じように二週間という時間が経過している。

いったい、何があったのだろうか。それが今のカチュアの素直な心境だった。隣に居るケリィも驚いている様子が見なくても感じ取れた。カチュア自身はこの街に訪れるのは二度目だが、ケリィは仕事の度に使用している街だ。以前の街との違いに混乱してしまうのも仕方がない。


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