表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
逆ネトラレされる僕〜国民的美少女アイドルに完堕ちさせられたワケ〜  作者: 気まぐれ@ハズリバ2巻


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

47/55

第47話 反撃②

『ウェーイ、彼氏クン見てる~? お前の彼女の初めては、俺がもらっちゃいました~』



『ちょっと、撮るのやめなさいよ』



『いいじゃねーかよ、俺たちの記念なんだし』



 そこには、裸の龍也と、同じくベッドのシーツで体を隠している陽菜が映っていた。

 しかも二人とも笑顔で。



 は、え? 

 何なのコレ、マジで?



「悠真、気をしっかりもて。あれが陽菜の本性だぞ。辛いかもしれんがな」



 健人が僕に話しかけているが、ほとんど頭に入ってこない。

 僕は最初から騙されていたのか、寝取られていたのか。



 あまりに衝撃的な動画に、おそろしい勢いで陽菜への感情が冷めていく。

 そして怒りが湧いてくる。

 拳をぎゅっと握りしめた。



『いやあ、陽菜の初めてもらっちゃって、運がよかったぜ俺は! 彼氏クン、ゴチでした、あざーっす!』



『もう、これすぐに消してよ!』



『すぐに消すからさ、心配すんなよ』



『仕方ないわね』



『にしても学年1位の彼氏を作ったばかりなのに、こんなことしてていいのかよ、学園長の娘さん?』



『男はね、女のアクセなのよ。その点で悠真は最高だわ。でも、人生には刺激もいると思うの。鬼塚先輩はワイルドでちょうどいいわ。悠真にもそのうちさせてあげるんだし、あたしが先に楽しんじゃってもいいわよね』



『俺たち相性よかっただろ、俺と付き合っちまえよ!』



『それはだめ』



 ここでいったん動画が終了する。

 美月が口を開いた。



「本当はまだ続きがあるんだけど、さすがにそれは見せられないよ」



「嘘よ、これもでたらめよ! ふざけないでっ!」



「じゃあ証人がいるから。根岸くん、お願い」



 なんで、根岸くんが。

 教室にいた根岸くんが静かに話し始めた。



「拙者は、美月さんに振られたことをネタに鬼塚先輩に脅されていたんでござる。それで先輩にいろいろやらされたでござるが、この動画を裏サイトに流して収益を得ろ、って言われてこの動画を先輩から送信されていたでござる」



「おいおいマジかよ」



「ありえないわ~」



 クラスメイトがドン引きしている。

 僕もだ。

 今度は怒りがひいていって冷静にすらなった。



「それで先輩はたっぷり収益をもらっていたでござる。拙者には一銭も入っておりませぬが。先輩は『ヒナとヤってその動画で金を稼ぐ。俺って頭いいぜえ~』って言ってたでござるよ、鳳翔氏」



「あのクズ男! 消すって言ったのに……!」



「このNTRビデオレターは鳳翔氏の許可を得た、って言っていたでござるよ」



「そんなわけないわよ、考えりゃわかるでしょこの陰キャクソオタクメガネ! そんなに空気読めないから三流アイドルにすら相手されないのよ。お前も訴えてやるんだから!」



「陽菜」



 怒鳴りたてる陽菜に、僕は落ち着いて話しかけた。



「悠真、これは、違うの! こんなの全部でたらめなんだから」



「もう、今さらだよ。強引に告白されて付き合ったけど、僕は陽菜といっしょにいる時間が楽しいと思ってたんだ」



「待って、悠真!」



「水族館でのデートや、みんなでビーチに行ったよね。クリパも楽しかったし、バレンタインの贈り物もうれしかった」



「ちょっと待って、悠真!」



「でも、最初からだったんだね。僕のことアクセサリって、僕はその程度だったんだ。今まで僕と楽しそうにしていたのは演技だったの? だとしたらすごいよ、女優になれるんじゃない?」



「そんな、悠真……」



「思い返せば、クリパのとき遅れてきたの、なんで? 髪の毛も服装もちょっと乱れてたよね」



 いつも髪型や服装に気を遣っているはずの陽菜なのにね。



「そ、それは……」



「この間のデートのとき、トイレに化粧直しに行くって言ってから一時間以上かかってたよね? 本当は何してたの?」



 どうせそういうことなんでしょ。

 陽菜はもう、言い返してこなかった。



「陽菜さん、鬼塚先輩と会ってたんだよね?」



 僕があえて口にしなかったことを美月が喋った。

 そして、開き直った陽菜がブチ切れる。



「もう、どいつもこいつも……! あのクズ男も、この三流アイドルも、悠真も、ついでに陰キャクソメガネも、全部学園から追放してやるっ! あたしのパパは学園の理事長なのよっ!」



 そう啖呵を切る陽菜に、美月が落ち着いて話しかけた。



「陽菜さん」



「なによ、ゴミクズ寝取り中古アイドルっ!」



「今日、学園で何があるか知ってる?」



「そんなの知らないわよ!」



「今日は、午後からホールで理事長選挙がある日なのよ」



「だからなんなの⁉」



「その会場にも、モニターがあるの」



「まさか……」



 陽菜の血の気が引いていく。



「学園にいられなくなるのは、どっちでしょうね?」



 それまで真顔だった美月が、満面の笑みを浮かべた。

 いつもお読みいただきありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ