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昔振った女の子が愛が重すぎて有名グラドルになって誘惑してくるんだけど、実は裏で今カノも浮気してました  作者: 気まぐれ@ハズリバ2巻1.23発売予定


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第4話 お買い物

「悠真、今度の休みちょっと買い物に付き合ってくれない?」



「うん、いいよ」



 陸上の部活が終わって、陽菜さんといっしょに駅まで向かう途中、次のデートの約束をする。



「じゃあ、渋谷駅の改札で待ち合わせね」



 その日の夜には、同じ内容のメッセージが僕のSNSに飛んできた。

 時間が11時頃って追加ありで。



◇◇◇



「あの、陽菜さん、ここって……」



「ランジェリーショップだよ。あたし実はここで時々バイトしてるんだ」



 ここはどこかというと、渋谷の1○9の中にあるランジェリーショップで、黒や白やピンクの下着が通路側に出ている。

 見ているだけでも恥ずかしいのに、陽菜さんは堂々とショップの中に進んでいき、手をつないでいる僕もいっしょに入ることになった。



「あら陽菜ちゃんじゃない。そっちは彼氏? 可愛い顔してるわね~」



 少し派手な格好をしたお姉さんが陽菜さんに話しかけてきて、次に僕に目線を合わせてくる。

 さすがショップ店員、顔面偏差値がたけえよ。

 顔を合わせるのすらやっとだ。



「そうよ、羨ましいでしょ。学園の成績トップで陸上も得意なのよ!」



「いいのを捕まえたじゃん、あとでお姉さんにも貸して~」



「だーめ、あげないし貸さないから」



 もう黙って聞いているしかなかった。

 ていうか女の子の下着ばかりの空間で、僕はどこに視線を置けばいいのかすらわからない。



「そうだ陽菜ちゃん、彼氏といっしょに選んでいきなよ。彼氏クンも脱がせるときの楽しみができるでしょ? 何色がお好み?」



「え、あ、いやその僕あんまりそういうのわかんなくて……陽菜さんなら何でも似合うかと……」



 ここは逃げの一手だけど、本音でもある。

 黒でも白でもピンクでも似合いそうだ。

 それを着た陽菜が脱ぐところを想像すると……。

 いや、まだ早いはずだ。



「確かに陽菜ちゃんなら何でも似合うけど、彼氏クン、そういえば服はイマイチね。顔と体型がいいからたいていの服が似合うだろうけど」



 うっ、それを言われると……。

 それもあってファッションビルに入るのは気後れしてたんだけど。

 だって僕の服なんて全部ユニシロなんだよ。



 ぜったいおしゃれなはずの陽菜さんには事前に言っておいたんだけど、気にしないでいい、って言ったんだ。

 でも、あきらかにこの場では浮いてるよね、僕。



「いいじゃない、別に。このあと○イに行って悠真の服を選んであげるから」



 とりあえずここで下着を一セット買った陽菜さん。

 何色かは……内緒だ。



 そしてそのあと1○9を出て、○イまで歩いていって、僕の服をお買い物。

 ていうか、メンズの服って女の子より種類が少ないのにお高いのはなぜなんだ。

 高校生の僕にはきついよ。



◇◇◇



 一ヶ月もするとクラスでもだいたい仲のいい者同士で固まるようになる。

 僕は男友達として健人がいるけど、その他ゲーム友達も何人かできた。



 進学校でもゲームするんだな、と思う。

 僕もゲームは好きだけどスマブラとかモンハンあたりはやはり定番で仲間が集まりやすいよ。

 意外にも健人はマリカーが強かった。

 


 そんなこんなで夏になる。



「ねっ悠真、海に行こう!」



「うん、いいよ」



 学校の帰りにいつも使っている喫茶店で、陽菜さんからの魅力的な提案だ。

 断るわけはない。



「じゃあ、また1○9に水着を買いに行くよ」



 というわけでまた1○9のショップに買いに行く。

 さすがに以前のランジェリーショップとは違って水着しかないから、恥ずかしさはそこまでじゃない。



 陽菜があれこれ水着を試着していくのを眺めていたら、気がつけば3時間ほど経ってた。

 ついでに僕用の水着も買った。

 やはりメンズはお高い。



◇◇◇



 つーわけで水着も買ったし、次の休日に電車で少し遠出をしてビーチに行く。



「広いなあ、海は。悠真もそう思うだろ?」



「ああ、そうだね」



 ビーチへ来たのは僕と陽菜さん……だけじゃなくて健人たちもだ。

 なお、健人はサッカー部の一つ年上のマネージャーと付き合っている。

 あと何人かいるけど、彼氏彼女なしの他のクラスの生徒たちもいる。


 

 全て陽菜さんが声をかけて集めたらしい。

 すげーな。

 まあ、これだけいると賑やかでいい。

 もしかしたら何組かデキるかもね。



「いいでしょう、あたしの彼氏なの! 羨ましいでしょう‼︎」



 水着の陽菜さんは腕を組んで他の女の子に僕のことを自慢して回っている。

 恥ずかしいんだけど。



「ヒナ~、悠真クン貸してよ~、一晩でいいからさあ~。理事長の娘なんでしょ、太っ腹な所見せてよ」



「あたしはお腹でてないし!」



 陽菜さんと仲のいい金髪のギャルがじゃれ合っている。

 まだ彼氏はいないらしいが、クラスでも時々僕のことを貸し出して、と冗談まじりに話している。



 彼女たちが獲物を狙う肉食獣の目をして僕を見ているような気がするが、きっと気のせいだろう。

 陽菜さんのものだから貸し出しオッケーとか、そんなノリで付き合わされても困るよ。



 ていうか、陽菜さんのお腹は出ていない。

 ピンクのセパレートの水着なのでお腹は見えているけれども。

 いつもお読みいただきありがとうございます!

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