第39話 次の実績解除
「なんで失敗したのよ!」
陽菜は次の日の学校の休み時間に、屋上に小春を呼び出していた。
「すみません、鳳翔先輩! でも言われた通りちゃんと階段から突き落としました!」
「次の時間普通に授業に出てきてたじゃない、怪我も無く! 最後まで確認したの!?」
「ごめんなさい、やっぱり私怖くなって……綾瀬先輩を突き飛ばした後すぐに逃げたから……」
「まったく、使えないわね、この無能! 勉強もできないし、言われたこともできない、何だったらできるのよ!」
「そう言われても……」
「口答えしない!」
「すみません……でも、先輩、こんなことやっちゃいけないんじゃ……もしバレたら、私もあなたもただじゃ済まないと思います」
「しかもさ、あの女を保健室に連れて行ったの悠真だって言うじゃない! 道理で体育の授業にいないと思ったわ。逆に二人が近づく口実を与えただけじゃないの」
「そこは私のせいじゃないというか……御影先輩がいたのはホントたまたまで」
バシン! と陽菜は小春の頬を打った。
「いたい……」
「パパに言いつけてやろうかしら」
「ごめんなさい、それだけは! 何でもしますから!」
「ふん、まだ使い道があるかもしれないわね……それまで精々怯えていなさい!」
◇◇◇
美月が階段から転落する事件があって、その週末。
僕は前日の夜に美月から来たDMを見て美月の部屋に来ていた。
今度の名目は、
『階段から落ちたところを助けてくれたお礼がしたいの』
というものだった。
もうここまで来たらどんな理由でもいいじゃん、一歩進んでもう理由なんか無くてもよくない? まで思ってしまうあたり僕はもう手遅れなのかも知れない。
「ふふっ、悠真くん来てくれてありがとう」
「うん、来たよ。今日は何するの?」
「そうだねえ、男の子の夢を叶える、とかどう?」
そう言う美月の服は、ノースリーブでちょっと露出が多めだ。
自分の部屋の中だからかもしれないけど、ちょっと油断している感がある。
「今日、陽菜さんはどうしたの?」
「彩由美たちと1○9に行く、って言ってた」
「彼氏を放って遊びに行くなんて、酷い彼女さんね」
プンスコする美月が腕を組む。
その腕の上には、全国の男子高校生が憧れるお胸が乗り、その大きさが強調されていた。
「いや、まあいつものことだから。それに付き合いも一年になるし、あんまりベタベタってのもね」
「え~私だったらずっとベタベタしていたいよ。重いかしら。やっぱりまだ付き合いの長さじゃ勝てないかな。ここは濃密さで勝負だ! えいっ!」
美月が僕をベッドに押し倒した。
僕に馬乗りになる美月。
「とりあえずキスしよ?」
そう言いながら美月が僕の口を塞ぐ。
ちょっ、まだ返事してないんだけど。
断らないけどね。
しばらくして美月が唇を離した。
「悠真くん……当たってるよ?」
「当ててんだよ、言わせんな恥ずかしい」
ん、あれセリフが逆な気がするぞ。
っていうか、美月の胸だって当たってるんだよ、お互い様じゃないか。
「じゃあ、今日のメインイベント始めるね……」
と言いながら、美月が僕のズボンを脱がす。
「こんな昼間っからするの?」
「そうだよ。イヤ?」
「イヤかどうかと言われるとイヤじゃないけど」
「ああ、明るすぎるとムードが出ないもんね」
美月がいったん僕から離れて、窓のカーテンを閉めてリモコンで部屋の電気を消した。
「じゃあ、続けるね」
そう言いながら今度は美月が上の服を脱いだ。
その間僕は下半身丸出しの格好だ。
さぞや間抜けな格好だろう、美月以外に見る人がいないけど。
美月がブラも外して、大きな胸が露わになる。
「今日はね、胸で挟んであげる」
そうして僕は美月の胸に挟まれる。なお、これに関して陽菜は
『バッカじゃないの!? そんなの都市伝説よ。あたしは絶対しないから! だいたい、挟むのにいったい何カップ必要だと思ってんの?』
と厳しいお言葉をいただいている。
それが普通の反応なのかどうかは、経験人数の少ない僕にはわからない。
「んしょ、んしょっ、と……。悠真くんのが見えなくなりそう」
おうふ。
二つのお山がなんだかしっとりしてて……っと、実況してる場合じゃないな。
「イヤじゃないの、美月?」
「全然おっけーだよ。悠真くん、気持ちよくないの?」
「いや、独特の感触があってこれもいいと思う」
「ふふ、よかった。じゃあ、続けるね」
そして美月が胸をぐにぐにと動かす。
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