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逆ネトラレされる僕〜国民的美少女アイドルに完堕ちさせられたワケ〜  作者: 気まぐれ@ハズリバ2巻


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第23話 美月と健人②

「あなたは、大丈夫そうね。悠真くんもあなたのことはよく褒めているし……。単刀直入に言うわ。私は悠真くんを寝取りたいの」



「は? 寝取りたい? それって悠真を陽菜さんから略奪するってこと? 流行のライトノベルじゃねえんだぞ」



「あら、健人くんもラノベ読むんだ」



「まあな。悠真も好きだぞ。ってそんなことはどうでもいいんだが、それは許されることじゃないだろ」



「悠真くんもラノベを読むなら私も読もうかしら。どんなジャンルなの?」



「何でも読むが、異世界ファンタジーだな。逆転ものが好きだぞ」



「そうなんだ。これはもう時間が足りないなー。マリカーも覚えたばかりなのに、ホント時間足りないわー」



「ん? その言い方だと悠真のためにマリカーを買ったのか」



「そうだよ。私は悠真くんが好き。あなたは親友として悠真くんのことが気になる。ベクトルは一致してるでしょ」



「そうだけど、その恋を応援するかどうかはまた別だ」



 そこで、喫茶店の店員がケーキセットを持ってきた。



「チョコストロベリーバナナジャンボパフェでございます」



 二人の前にそれぞれテーブルにゆっくりと置かれたパフェ。

 健人の目の高さまでそびえ立つパフェは二人にとって予想外だった。



「これ、思ったよりデカくないか?」



「ええ、私も腹立ち紛れに頼んだけど、食べきれるかしら……」



 とりあえず、一口ずつ口にする二人。



「うまいな……」



「そうね……」



 しばらく黙々とパフェを食べる二人。

 三分の一くらい食べたところで、美月が口を開いた。



「いろいろ喋るより、これを見てもらったほうが早いわ。どうぞ」



 そして美月はスマホを操作し、その画面を見せる。



「は、これは……え、マジかよ。いったいいつからこんなことが……!」



「少なくとも半年以上前からだね。まだあるよ」



 そうして美月は健人に画面を見せつつ、スッスッと画面をスライドしていく。



「…………」



「どう?」



「どうも何も……人間って、怒りすぎるとかえって冷静になるんだな」



「それはよかった。また大声あげられるとうるさいもの」



「すまんかったな」



「で、私は私のやり方でやりたいから、心苦しいかもしれないけど、あなたには黙って静観しててほしいの。その間の協力とかは、お願いしたいのだけれど」



「その前に、美月さんのことを教えてくれ。いや、誤解するなよ、なんで悠真を好きなのかっていうことについてだ」



「わかったわ。一晩かかるけど、いい?」



「店に迷惑だからやめろ。短く頼む」



「冗談です。まず、私は悠真くんと中学がいっしょでした」



「そうなのか。悠真から聞いたことないな。中学校のときの話をあまりしないから」



「いや、変わり果てた私の姿にしばらく悠真くんは気づいていないようだったので、仕方ないでしょう」



「変わり果てた姿って……それは普通いい方向に使う言葉では?」



「シャラップ、学年2位! 話は最後まで聞きなさいとママに教わらなかったの?」



「美月さん、そんなキャラだったの?」



「私ね、もともと中学で孤立してたの。根が陰キャだし」



「無視するんだ」



「…………。続けるね。胸が大きかったから、いっつも男子に視線を向けられてて……。あるときクラスカーストトップの女の子に好かれていた男の子が、私のこと好きだって噂が立って、実際は私の胸だけを見ていたから事実無根だったんだけど、それからいじめられててね」



「そんなことがあったんだ」



「そんなとき、違うクラスの悠真くんに助けてもらったことがあったんだ。たぶん、悠真くんはそんなつもりもなかったのかもしれないけど」



「なんだあいつ、中学でも無自覚無双してたのか」



「それで、中学三年の冬に思いきって告白したんだけど、振られちゃったんだ。『よく知らないし、付き合うというのがよくわかんない』って言われたの」



「ああ、まあ悠真はそんな感じだよな。だいたい陽菜と付き合っているのだって陽菜が強引にみんなの前で告白してなし崩し的になったからだし」



「そうなんだ。それでね、あるとき悠真くんが中学のクラスのお友達と、好みの女の子について話してるのを聞いたことがあって」



「うん」



「『彼女にするなら、胸が大きいグラビアアイドルがいいな』って、グラビア誌を広げてた」



「マジかよ悠真。あれ、でもおかしくないか? 悠真は胸が大きい子が好きなんだろ? 美月さんが中学の時に告白したのになんで断ったんだ?」



「えっと、そのときはこの胸がコンプレックスで、小さく見えるブラを着けてたの。だからたぶん悠真くんは、私の胸のサイズは普通だと思ってたんじゃないかな」



「ああ、だから美月さんが転入してきても気がつかなかったのか。胸で判断するとか、悠真もまだまだだな」



「それでね、告白して断られた後に、悠真くんの好みそのものになろうと思って、グラビアアイドルを目指すことにしたの。高校への進路も推薦で決まりかけてたときだったけど、断っちゃって、親と先生にめちゃくちゃ怒られちゃった。てへっ☆」

 いつもお読みいただきありがとうございます!

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