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逆ネトラレされる僕〜国民的美少女アイドルに完堕ちさせられたワケ〜  作者: 気まぐれ@ハズリバ2巻


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第18話 勝てるとでも思ったか

 美月さんの家で身体検査をしてしまった翌日。

 陽菜は特に変わった様子はなかった。

 バレてはいないみたいだ。



「よう悠真、朝からちょっと元気がないな、大丈夫か?」



 健人が明るく声をかけてきた。



「ん、大丈夫だよ、ちょっと寝不足なだけで」



「気をつけろよ、睡眠不足はスポーツのパフォーマンスに影響するからな」



「そうだね……」



「でも、遊びたいのは仕方ないよな。悠真ももうすぐ出るスイッチ4買うだろ?」



「ああ、買うよ。でもまた抽選らしいじゃん。あれ仮に僕だけ当たってもみんなが当たらないと意味がないんだよね」



「拙者も買うでござるよ」



「根岸くんも買うよね、そりゃそうか」



 根岸くんもゲーム仲間の一人だ。

 成績は学年順位でだいたい一桁台をキープできるくらい優秀だが、得意なのはゲームだ。

 根岸くんにマリカやエアライドで勝ったことはほとんどなくて、ゲーム仲間の目標はいつもだいたい根岸くんに勝つこと、になってる。



「そうでござるよ、抽選が当たれば、先に練習できるでござる」



 そうなんだよね。

 先に当たれば練習できるから、みんなが当たるまでの間アドバンテージがとれる。

 でも、みんなでやんないとあまり楽しくないから、一人寂しくマリカとかエアライドするのはなんかいやなんだよ。



 ちなみに、根岸くんが美月さんに告白して木っ端みじんになったことは、美月さんから聞いている。

 他のゲーム仲間も薄々気がついていた。



 なんでかっていうと、それからしばらく根岸くんはみんなにゲームでボロ負けしてたからだ。

 誰も触れてはいない。

 優しいね。



◇◇◇




『今日、部活が休みでしょ? 私の家にスイッチ4があるんだけど、やりにこない?』



 あと三日したらスイッチ4が発売される、みんながそわそわしてるタイミングで、またしても美月さんからインスタのDMでお誘いがあった。

 これは、行かざるを得ないよね。



『行く行く! あれ、でもまだスイッチ4は発売されてないんじゃ……スイッチ3の間違いじゃない?』



『確かめに来たくない?』



 これは、罠かもしれないけど、確かめなきゃ! 



◇◇◇



 というわけで、美月さんの家にやってくる。

 陽菜の家とは違って、大きくもない普通の一軒家だ。



 美月さんの部屋は前に来たときと違って、棚にスイッチ4の箱が2つ置いてあり、テーブルにはスイッチ4の本体が2個置いてあった。

 なお、陽菜はゲームをしないので陽菜の部屋だと絶対あり得ない光景だ。



「どう、スイッチ4だよ! 試作機とかじゃないよ!」



 フンス、と鼻息を出してドヤ顔をする美月さん。

 さすがアイドル、ドヤ顔にも嫌みがなく可愛い。



「どうやって手に入れたの? 僕たちまだ買えないのに……」



「え、事務所にお願いしたら普通に買えたよ」



「マジか」



 さすが大手の810プロ。

 そんなところも優遇してもらえるのか。



「でも普通に買うより厳しくて、もちろん定価で買ったんだけど、絶対転売しないようにって誓約書を書かされちゃった」



「買うだけなのに誓約書とかいるのか……そんなこと初めて聞いたよ」



「転売したことがバレたらその会社には一切売らないっていう内容で、社長から『絶対止めてね、フリじゃないから、絶対止めてね』って言われたの。あと、SNSでおもらししないようにって」



 うん、まあそれは普通にだめだと思う。

 ていうか、スイッチ3のときも抽選多すぎ、転売祭りとかで入手に何ヶ月もかかったせいで、最初の抽選に当たった、ってSNSに投稿しようものならすぐに特定されて『スイッチ3狩り』なんてあったんだよな。

 普通に犯罪だよ、よい子のみんなはやめようね。



「じゃあ、対戦しよ? とりあえずマリカとのセットのやつ買ったんだ! マリカ、好きだよね悠真くん」



「もちろんだよ、よく知ってるね。じゃあ早速」



 というわけでスイッチ4を起動する。

 めんどくさい事前認証なんかはすでに美月さんが済ませていたとのことだ。



 ぐう有能。

 なんで僕のゲームの好みを知ってるのか、なんて疑問は浮かんでくることがなかった。



◇◇◇



「悠真くん、強いね~」



「うん、まあ結構やりこんでるから」



 僕の愛機は、キノコ王国の従者キャラだ。

 使いやすさ抜群。

 美月さんはというと、重量級のゴリラのキャラだ。

 お姫様キャラじゃないんだ。



 そして、美月さんはやり慣れてないのか、強くなかった。

 というかぶっちゃけると弱すぎィ!

 でなんか物足りない。



 そこで美月さんから提案があった。



「ねえ悠真くん、次負けたほうが罰ゲームってことにしない?」



「うんいいよ」



「勝ったほうが負けたほうの言うことを何でも聞く、ってのはどう?」



「いいよ~」



 うん、また身体検査でいいかな。

 あの魅力に勝てる男はいない。

 いつもお読みいただきありがとうございます!

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