表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
逆ネトラレされる僕〜国民的美少女アイドルに完堕ちさせられたワケ〜  作者: 気まぐれ@ハズリバ2巻


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/55

第15話 頬にキス

「そういや美月さん、何か謝りたいことがあるって言ってたけど」



 ちょっとだけ目を細めていた美月さんの顔が普段の笑顔に戻った。



「あ、うん、この間部屋に来た次の日、彼女さんに怒られたでしょ。だから、今回は部屋の香りを変えたんだ」



 そういや、何か柑橘系の匂いがするな。

 前回は甘い匂いだった気がするけど。



 この匂いは、うーん、あれか、彩由美さんとかがよく使ってるやつだ。

 なるほど、匂いバレするのを防ぐためか。

 って、そういうことじゃないんだよ。



「部屋の香りとかじゃなくて……」



「悠真くん、いっつも私の胸見てるよね?」



「え?」



「いやだから、悠真くん、いっつも私の胸見てるよね? おっぱい揉んでみる? 柔らかいよ」



 確かに柔らかそうだし、絶対陽菜より大きいだろうし……じゃなくて!

 陽菜が美月のことを『あんなの見せブラでごまかしてるだけだから』って言ってたな……。



「えっと、それはほら、中学のとき告白してくれたでしょ。あのときそんな胸大きくなかったはずだよね、って思ってるだけで……」



 我ながら苦しい言い訳だ。

 つい見ちゃうのは許して。



「ああ、そういうことなのね。中学の時は、大きい胸が恥ずかしくってからかわれたこともあるし、男子から変な目で見られるから、小さく見えるブラを着けてたの」



 一部の女子から反感買いそうなセリフが出てきたぞ。

 具体的には彩由美さんとか。

 陽菜が教えてくれたけど、いろいろと詰め物をしてるらしいが、触れないほうがいいよ、と言われている。



「でもね、810プロ社長の百合さんから、もったいないから女の武器として使おうよ、って言われたし、おっぱいが嫌いな男の子はいない、っていうから、それは止めたの」



 それで彼女は売れているのだから、その社長さんの方針は正解だった、ってことだよね。



「もしかして悠真くん、この胸がパッドとか入れて水増ししてるとか思ってたの? 違うよ、天然ものだから。確かめてみてもいいよ」



 ちょ、やめてください。

 ここへ何しに来たかわかんないじゃん。



 気がつくと、また美月さんが僕の隣にくっついてきた。

 僕の手の上に彼女の手が乗せられる。

 相変わらず柔らかいな。

 そして、頬に柔らかい感触があった。



「ふふっ、頬にキスしちゃった。でもこれは浮気じゃないよね。だって悠真くん彼女さんともっとすごいことしてるでしょ」



 それはそうなんだけど、口に出すのはちょっとやめてほしい……。 



「残念だけど、胸はまた今度ね」



 残念ではない、断じて。

 あと、頬へのキスが浮気かどうか、あとでネットで調べておこう。



◇◇◇



「まだ、慌てるタイミングじゃない。ちょっとずつちょっとずつ……それから、陽菜さんと鬼塚先輩のことも調べておかなきゃ。あーやることいっぱいあるなあー。グラビアの撮影を少し減らしてもらおうかな」



 少し顔を赤くした悠真が帰っていったあとの部屋で、美月の一人反省会だ。



「DMもうざくない程度に送らなきゃ。あと、陽菜さんといるタイミングで送らないように気をつけないと。先は長いなぁ。誰か協力者がほしいよ」



◇◇◇



 美月の部屋に行ったことは、陽菜にバレていなかった。

 話を聞いただけで僕からやましいことはしていないからね。



 それからしばらく二人の間には何も起きず、美月さんはただニコニコと僕を見ているだけ。

 あんなことまでしたのに、あれから特に動きがないのは不自然だ……と思ったけど、そういやもうすぐ中間テストの時期だ。



「毎度毎度言っているが、クラス落ちにならんよう気合いを入れろよ」



 さすがに一年間同じことを聞かされてるから、もはやみんな話半分で聞いているであろうセリフだ。



「と思ったか? いいことを教えてやろう。美月が転入してきただろ? 美月のこと目当てで下位クラスが頑張っているらしいぞ。美月のことを餌に使うようですまんが、大人ってのはこんなもんだ、あと数年すりゃわかる」



「マジかよー」

「えー」

「先生、美月さんをダシにするなんて可哀想です!」



 ん、一人いい子がいるな。



「ありがとう、でも私は大丈夫です。芸能界のほうが、もっといろいろありますから……」



「あっ……」

「マジかよ」

「美月ちゃんを悲しませる奴は許さん!」



 美月さんが先生をフォローするつもりで言ったと思うけど、逆効果じゃないかな。

 あとなんかガチ恋勢っぽいのがいるよ。



「う、うん、ともかく、先生が言いたかったことは、油断すんな、ってことだ。まあみんな頑張れよ」

 いつもお読みいただきありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ