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婚約破棄の明と暗  作者:
公国伯爵令嬢マルガレータ編
19/20

姫君の交流と、イサーク王国の一幕

マルガレータ編完結です。

後半に別物が混入したせいで長くなりました。でもこれが書きたかったので(開き直り)

 サーラベルの部屋でちょっとした騒動が起こっていた頃。

 ガブリエラの部屋に戻ったマルガレータは、イリーシャやディーロ家の双子たちについて主人に報告していた。


「ふむ。少なくともイリーシャという侍女は真っ当に話の通じる人物ということか。そして第三王子殿下とその周辺は、少々癖のある方々だと。ひとまず今は、サーラベル殿からの手紙の返事を待つのがよいな」


 と言ってから、クッションの効いた長椅子に寝そべるガブリエラは少し考えるように虚空を見た後、意味ありげに首を傾げてマルガレータを見た。


「……何かございましたか?」

「いや。ただサーラベル殿との交流の際、グレタにとっては少々気まずくなる話題になるやもしれぬのでな。今のうちに断っておくべきかと」

「ああ、イサーク第三王女殿下と元婚約者のことでしたらお気になさらず。私は気にしておりませんし、ガブリエラ殿下がお望みならどうぞお好きに話題になさってくださいませ」


 正直に答えると苦笑される。


「うむ。しかし、グレタは寛容なのか割りきりが早いのか判断に迷うな」

「どちらかと言えば後者かと。ですが現状は、アクティの環境に慣れることが最優先ですので、それと無関係のことは些事と見なしております」

「容赦のないことだ。しかしその割には、サーラベル殿周辺の男女関係にはいたく興味があるようだが?」

「はい。私も自覚したばかりなのですが、自分が恋愛をするよりも、第三者視点で恋愛模様を観察する方が楽しく性に合っているようです。恋愛模様は(すなわ)ち人間模様ですし、環境の一環ではあるかと」


 やはり素直に打ち明ければ、複雑そうな反応とともにガブリエラは姿勢を変え、肘掛けに身を預けた。


「それはまた……いい趣味と言うべきか、いわゆる恋バナと言うのだったか? グレタとそのような話をできぬのは少しばかり寂しいものよ。とは言え、わらわのために無理に恋愛をせよというのも横暴すぎる話であるしなあ」

「そこは気長にお待ちくださいと申し上げるほかございません。けれど恋バナでしたら、それこそサーラベル殿下と親しくおなりになれば可能となるのでは?」

「ふふっ、それもそうか。まあグレタの話からすると、まだ第三王子殿下との仲はさほどでもなさそうであるし……お二人が結ばれるのと、サーラベル殿とわらわが親しくなるまでのどちらが早いのやら」


 絶妙な選択肢だが、どちらも大差ないタイミングだろうとマルガレータは思った。




 そのマルガレータは、ガブリエラの招待に応じたサーラベルにお茶会の席で謝罪をされてしまった。


シャルティナ(あの子)の被害が他国にまで及んでいるだなんて……マルガレータ様には大変申し訳ないことを。姉としてイサーク王族として、心からお詫びいたしますわ。勿論、許してくださる必要も筋合いもありませんけれど」

「え。……それでよろしいのでしょうか」


 てっきり許しを求めての謝罪かと思っていたので完全に意表を突かれた。何せ相手は、サーラベルにせよシャルティナ当人にせよ一国の王女であるのだし……

 けれど頭を上げたサーラベルは、とても美しい笑みを浮かべていた。


「当然ですわ。身内のわたくしがシャルティナを許すつもりなど欠片もないと言うのに、完全なる他人であるマルガレータ様がこの件を許す理由がどこにありますの? ふふふふっ」


 声音も軽やかで機嫌を損ねた様子はないが、だからこそ背後に燃え盛るオーラとの落差が恐ろしい。マルガレータを含めたこの場の人間に向けられたものではないと分かるものの、それでも美女が本気で怒る姿は結構な迫力があった。

 見れば、控えているイリーシャの顔が微妙に青ざめてひきつっている。マルガレータは知るよしもないが、サーラベルの怒る様子が母リリアベルとよく似ていたがゆえの反応だった。怒りのレベル自体は違うものの、そこはやはり母娘(おやこ)と言うべきか。


 双方の侍女が気圧される中、さほど動じずに聞きにくいことをさらっと尋ねるガブリエラの肝もかなり太いと言える。


「そう言えばサーラベル殿も、元婚約者が妹姫の毒牙にかかったというお話だったような」

「はい。別にそのこと自体は、正式な手続きを踏んでさえくれれば全く構わなかったのですが、完全に妹たちに不意を打たれたもので……結局のところ異母妹(シャルティナ)元婚約者(アトルシャン)にとってわたくしは、尊重しようと思える存在では全くなかったということなのでしょう。わたくしなりに二人のことは大事にしていたつもりでしたので、不甲斐なさと同時に尚更腹が立つのですわ」

「ふむ。しかしそのような身勝手な輩は総じて、後々取り返しのつかぬ事態になると、自分たちのやらかしを軽々と棚に上げて取りすがってくるものゆえ……ご存知ではあろうが、ゆめゆめお気をつけを」

「心得ておりますわ。ガブリエラ様のお気遣いに心より感謝申し上げます」


 微笑み合う二人の姫は、こうして徐々に打ち解けていくことになった。

 姫たちの交流にはやがて、双方の夫━━アリフとその父王も加わり賑やかになっていくのだが、それはまた別の話である。




 一方、イサーク王国では。


「アルフォンス。キースも、ヴァン・カペルという男を知っているかい?」


 サーラベルからの手紙を読みつつ、王太子は側近たちに声をかけた。

 正式にグレンダル公爵家嫡男となったばかりのアルフォンスと、新たに某伯爵家への婿入りが決まったキースが顔を見合わせる。

 最初に口を開いたのはキースだった。


「確か、アルフォンス様や僕の一学年上で、今年卒業した先輩にその名の人物がいたかと。バルト公国の男爵家嫡男だと小耳に挟んだ覚えがあります」

「ああ、そういう肩書きの先輩でしたら確か、第三王女殿下のお側に侍っていたのを以前見かけたような……一見女性にも見えるほど線の細い中性的な顔立ちで、留学生ということもあり目立つ要素はありましたね。第三王女殿下と並んだ様子は、ちょっとした芸術作品を思わせる目の保養だと評判でしたよ」

「見た目だけは、と注釈がつきそうな感想だな」


 身も蓋もなければ容赦もない感想を述べる王太子であった。アルフォンスも苦笑するだけで否定はしないあたり同感なのだろう。

 むしろ彼とキースは、何故その卒業生が話題になるのかが気になっていた。

 二人の疑問の表情に王太子はあっさり答える。


「アクティに嫁いだバルト公国第一公女の侍女の一人が、カペル男爵子息の元婚約者らしい。サーラベル曰く、『他国にも犠牲者となった女性がいただなんて、認識不足が悔やまれますわ』だそうだ。私も同感だが……ただ、他国の一貴族の婚約破棄までは、流石にこちらの耳には入ってこないからな。積極的に調べようとしない限りは」

「仰る通りではありますね。息子を留学させられる程度には裕福であっても、要職にあるでもない男爵家の縁談より、国として調べるべき情報は他に山ほどあるものです」


 アルフォンスの言葉は正論だった。

 基本的に、シャルティナの取り巻きと化していたという情報と、婚約破棄の報告が合わさって初めてシャルティナの被害者認定されるのがパターンであるため、後者の情報がなかったヴァン・カペルについては認定しようがなかったというのが正直なところである。元より留学生の婚約者の有無など、当人が周囲に話さない限り知れ渡るものでもない。シャルティナの取り巻きにはフリーの生徒も多かったのだし。


「サーラベルとしてはそのカペル男爵子息の現状を知っておいて、侍女が知りたいと望めばいつでも明かせるようにしておきたいそうだ。急ぐものではないので暇な時にでもということだから、とりあえず聞き耳は立てておいてくれ。シャルティナに惚れ込んだ以上、卒業していても帰国せずにイサークにいる可能性は高いだろう」


 という指示に側近たちが頷いたタイミングで、執務室のドアがノックされた。

 王太子が応じると、ツィルト侯爵家嫡男エリックが入ってくる。


「失礼いたします。サインをいただきたい書類を持って参りました」


 王太子の親友でありアルフォンスにとっては幼馴染、そしてエリックの弟セシリオは公私両面からキースの友人となっている。そのような関係からこの場の全員と縁のあるエリックは、別件の報告も兼ねてにこやかにアルフォンスに話しかけた。


「やあアルフォンス。君の方には最近、シャルティナ殿下が押しかけてきたりはしていないかい? どうやらこのところ、私をターゲットとして何かと接触しようと無駄な努力を重ねておられるようだから、新たに公爵家嫡男となった君にも被害がありそうだと思ってね」


 朗らかに言うことではないような……と、比較的関係性の薄いキースがツッコミを入れたそうに眉間に皺を寄せたが、他の二人は慣れたもので気にした様子はない。

 アルフォンスは顔色一つ変えず肩をすくめる。


「幸い実害はありませんね。先日学園でうっかり出くわした時には、意味深に兄の件について悲しげかつ申し訳なさそうに話題を振られましたが……『最愛の第三王女殿下からお手紙をいただければ、兄アトルシャンもさぞ喜ぶでしょう。兄の連絡先については後日、お手元に届くよう手配しますので。()()()()兄のことを気にかけていただけるのなら、これほど喜ばしいことはありません』と申し上げたら、お顔を引きつらせて去って行かれましたよ」

「ぷっ」


 王太子が吹き出した。何やらツボにはまったらしく、手のひらに顔を伏せて声もなく肩を震わせている。

 尋ねた立場のエリックは感心したように首を傾げた。


「なるほど、その手があったか。私も面倒がらずにシャルティナ殿下と対峙してみようかな。今は割と楽に接触を避けられているし、王宮の夜会ではシルヴィ殿下が追い払ってくださるが、婚約者に頼りきりというのも格好のいいものではないから。たまには自分でシャルティナ殿下のプライドを粉砕してさしあげるのもいいかもしれない」

「いやいやいやいや! 曲がりなりにも相手は王女殿下ですから、物騒な表現は慎んでください! と言いますか、粉砕前提で話を進めるのは如何なものかと!」

「キースは随分と甘いな。シャルティナの兄としては喜んで許可を出したいと思っているのに」

「王太子殿下もエリック様も過激すぎます! シャルティナ殿下のことで皆様がお悩みなのはよーく存じ上げていますが、最後の詰めはこれからなんですから今は抑えてくださらないと」


 声なき大笑いの余韻を残す王太子にまでツッコミを入れざるを得ない、苦労人のキースであった。

 最後の詰め、つまりシャルティナの最大にして唯一の後ろ楯である国王の実権を完全に奪い取り、王太子の手に収めることである。

 シャルティナのハニトラもどきにより婚約を台無しにされた家は多く、それを咎めもしない国王は既に大半の貴族から愛想を尽かされているのでさほど難しい話ではないが、それでも国王本人に悟られずに動くのはなかなかに手間がかかる。あれで三女が物心つく前までは、誰もが有能だと口を揃えた程度には辣腕の持ち主であったのだ。今ではほとんど見る影はないものの、愛娘が絡まなければまともな判断を下せもするので念を入れるに越したことはない。ゆえに王太子執務室は、部屋の主に絶対の忠誠を誓う騎士と影たちにより厳重に護られていた。

 シャルティナ以外の子供たちが総じて聡明と評価されているのも、育ててくれた妃たちとは別に実父からの遺伝的要素は間違いなく大きい。王太子を筆頭とした当の子供たちとしては複雑極まりない心境だけれど。


 目尻の涙を軽く拭いつつ、王太子はとりあえず場を仕切り直す。


「まあシャルティナ対策は適当にやってもらうとして……話は全く変わるが、エリックはヴァン・カペルという男を知っているかい?」

「? はい」

「「えっ」」


 あまりにもあっさり肯定され、側近二人の声がハモった。

 王太子も珍しく目を丸くしている。


「……本当か?」

「勿論です。と言っても一ヶ月ほど前にロラン商会の本店で見かけただけですが、他国出身とおぼしき整った容姿でしたから目立っていましたね。商会勤めの友人(ケネス)に話を聞いたところ、そのカペル氏は面接を受けて不採用となったのだとか……彼がどうかしたのですか?」

「端的に言うとシャルティナの被害者のひとりだ。同時に例によって加害者でもある」

「要するに我が兄アトルシャンの同類です」

「ははあ、なるほど」


 シャルティナに心酔して婚約を破棄した男子生徒のひとりだとエリックは理解した。

 そして従妹(サーラベル)が彼の情報を求めていると聞き、ふむ、となる。


「それならまずケネスに聞くのが手っ取り早いかと。よほど巧妙に隠れたのでない限り、ロラン商会の情報網にならばすぐに引っかかるでしょう。とっかかりさえあれば後はどうとでもなります」

「なるほど。それなら任せてもいいだろうか、エリック」

「かしこまりました」


 ━━恭しく一礼したエリックからの報告は、意外に遅く十日後となった。

 もっともそれには理由があり、エリックがあえて口頭で報告してきた内容に、王太子は父王そっくりの顔を微妙な具合に歪めた。


「……カペル()男爵子息のみならず、シャルティナの被害者となった男たちにわざわざ接触していた者がいた、と?」

「はい。流石に被害者全員にではありませんでしたが……婚約破棄()()の理由により家族から縁を切られ、それまでの立場を失った者たちのうち数人が、接触してきた男の手引きやツテにより、地方や他国で職を得て生活を立て直しているようです」


 のみ、というのはつまり、婚約破棄以外の不祥事を起こしていた連中には手は差し伸べられていないということだ。娼館通いで実家の金に手をつけていた元子爵家嫡男がその一例である。

 また、余分な不祥事はなかったものの慣れない暮らしで既に身を持ち崩した者たちに対しても、特に働きかけはされていないらしく……それらの点が王太子の頭の中で素早く組み合わさり、一つの結論を導き出す。


「地方や他国で……か。言い換えると、()()()()()()()()()、かつ()()()()()ということだな? その『接触してきた男』とやらは、今後やり直しが利きそうな被害者たちの、中央での再起の可能性を万が一にも残したくないと考えている……」

「その可能性は高いでしょう。が、何故彼らに対して彼━━シメオン・フランキス伯爵子息がそこまでしたかまでは、正確なところは掴めておりません。彼は第四王女ソレイユ殿下の婚約者ですが、その立場を第一に考えるならば、一連の行動はただひたすらに的を外したものとしか言えないのも確かです。ただ……」


 と促すエリックの視線を受け、キースが言葉を継ぐ。


「学園で軽く調査してみたところ、フランキス伯爵子息はかなりの頻度で第三王女殿下のお側に侍っています。ただし、『婚約者の姉君相手だから』という理由ならばどうにか納得できる絶妙なラインでもありますが……これは、フランキス伯爵子息はあえて許されるぎりぎりの範囲を見極めて行動しているのだとも考えられます。カペル元男爵子息を含めた被害者男子学生一同が、一般的な許容範囲など気にせず第三王女殿下の取り巻きと化し、結果として身の破滅を招いたことを考えれば、フランキス伯爵子息は理性的すぎて異質と申し上げて差し支えないかと」

「少なくとも彼は、他の連中のように第三王女殿下に心酔しきっているわけではないということか……だからこそ厄介な気配しかしないが」


 聞いていたアルフォンスが腕を組み考え込む。

 同じく考えを巡らせていた王太子だったが、ひとまずある結論に達した。


「ソレイユに話を聞くべきだな。それによってアルフォンス、君とグレンダル家に重要な要請をする必要が出てくるかもしれない」

「かしこまりました。(アレク)にも軽く話しておきます」




 そうして末妹から聞き取りをした王太子はある日、母王妃のお茶会でソレイユとアレクシエル・グレンダルを引き合わせてもらいつつ、同時刻に執務室で一人、ある人物を待っていた。無論見えないところに護衛を兼ねた影たちが待機しているけれど。


 やがてノックの音がし、待ち人が入室してくる。


「失礼いたします。フランキス伯爵家が三男シメオン、お召しにより参上いたしました」

「待っていたよ、フランキス伯爵子息殿。……いや、ここではシメオンと名前で呼ばせてもらってもいいかな? 我々はいずれ義兄弟になる関係なのだから」


 にこやかに紡がれる未来の国王の言葉に嘘はない。表向きにも本心としても。問題は、シメオンが()()()()()の夫になりたがるか、という点であるから。

 シメオンの青みがかった黒髪の頭が上がり、金にも見える琥珀色の瞳が訝しげに煌めいた。


「恐縮ですが……王太子殿下のお望みとあらば」

「ありがとう。さて、早速だが一つ聞かせてほしい。シメオン、君は我が妹のひとり、第三王女シャルティナについて一体どう思っているんだい? ここには私たちしかいないから、率直かつ正直に答えてもらえるととても嬉しい。ああ、君の答えがどんなものであっても決して悪いようにはしないと、王太子の名にかけて約束しよう」


 変わらぬ笑みでそう告げれば、やがてシメオンの顔が非常に嬉しそうに歪んだ。


 ━━第三王女シャルティナの運命が決まったのは、今まさにこの時であった。




マルガレータ編、またの名を裏サーラベル編、いかがだったでしょうか。

よろしければまたサーラベル編を読み返していただけたらと思います。割と再登場キャラが多い話になったので、他キャラ編もチェックしてくださると分かりやすいかも?

肝心のマルガレータやガブリエラの影が薄いのは、今後のおまけか閑話でフォローできればと思っています。ただマルガレータにはしばらく恋愛拒否されたので、お相手を作るよりも「アクティ王宮レポート」のレポーターにでもなってもらうべきかな。


そして久々にシメオンを書きましたが、本人の出番は短いのに暗躍ぶりが何とも。シャルティナの受け皿を狙おうとする奇特な男なんて、この時点でもシメオンくらいしかいないんですが、どうやら念には念を入れたかった模様です。怖い。

まあ声をかけられた連中も一応、まともに平民として生きていけるようになったのでWin-Winではあるんですけどね。

ちなみに、直接国外の親戚のもとに送られたアトルシャンや、変わらず騎士を続けている(=シメオンが仕事を世話できない)ホルトには接触はありませんでした。なので地味にホルトはシメオンに警戒されていそうですが、ホルト自身にはシャルティナを娶りたいという野望はないので遠からず警戒は解かれると思います。

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― 新着の感想 ―
シメオンくん、女の趣味は滅多くそに悪いんだけどそれを自覚できてる上で本人は有能なのが性質悪いですね 妹姫様に本性バレた件も他の婚約者どもと違って穏便に解消して趣味に生きれるようにという計算では? これ…
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