『黄星のタイムパトロール』2巻
運転手「来ませんね。」
変事「ん~」
運転手「飛びますか?」
変事「飛ぶ?空をですか?」
運転手「いえ、時をですよ。」
変事「は?冗談なんか言わないでください。こっちは任務ですよ。」
運転手「こっちも任務なので。」
変事「え?そっちは仕事では?」
運転手「いえ、任務。運命ですから。」
変事「運命・・・」
運転手「詳しくは教えられませんが、そのようです。」
変事「運命がこの事件に繋がっているんですか?」
運転手「見せてあげますよ。」
変事「じゃ、じゃあ。」
運転手「では飛びますね。」
運転手は中央クーラー下の棒を引いた。
カチッっと音が鳴ると、前方中央に黄色い線が走り、右へ動いていると、その軌跡が薄く塗られていく。前方の左から同じ線が巡り閉じると、周囲が黄色輝いた。気づくと私たちは、さっきと同じ場所を走っていた。
運転手「曲がりますよ。」
タクシーは路地に入った。
変事「此処は?」
運転手「私達が飛んだ少し先の3分前ですよ。」
変事「3分前・・・証拠は?」
運転手「貴方のリボルバーを持って、そこの大通りに出てください。すると、左手からさっきの車が来ますから。」
変事「そうですか・・・分かりました。」
私は大通りへリボルバー片手に歩いていった。少し張り込んでいると、見知った2つの車両が走って来ている。後ろのタクシーが黄色いドームに包まれながら走り始めた。タクシーには私が乗っているのだから結局私が止めるのだ。そんな時、黄色い光が視界を奪った。回復すると愛車が横切る寸前だった。私はそれを取り戻すため、前輪に発砲した。カンッ・・・カンッっと金声が鳴り、一発は車体へ、二発目で車輪と道路に張り付いた。そして愛車は右へスリップし、街頭1本に接触停止した。なので私は愛車に突撃し、困惑する犯人を引きずり出した。拘束すすると計ったように増援が来た。報告を済ませると、私はタクシーに戻った。
変事「ご協力ありがとうございました。民間人なのに協力したことを称えて賞状の授与があるのですが、こられますよ ね?」
運転手「いえ、むしろ授与したいのはこちらの方です。」
変事「はい?」
運転手「じきに分かりますよ。」
そう言ってタクシーは進み始めた。」
変事「え、あ、ちょっと・・・」
け、結局来るんだろうか?
続く・・・