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旅する探偵もの  作者: スーパー天邪鬼
イタールア戦争
40/55

で?敵が頑丈だからって負けるわけないでしょ

『君たちが既に、

100体の兵を倒したから、

わが軍に装備を持たせます!

それとそろそろ、

前にいる部隊を進軍させましょう』


その言葉が終わった瞬間だ。


「!?」


俺が乗っていた馬の、

足が斬り落とされた。


「グゥ!」


地面を叩くことで受け身を取り、

何とか着地する。


先程の不気味な声で、

妙に体が警戒していたおかげで、

着地もスムーズにできたのだ。


「隊長!」

『右側が少し心配ですが・・・

フフ。さあ!遊びましょう!』


予備に残すつもりだった、

リボルバーの9発を、

できる限り素早く撃つ。


『ボオォォン!』

『ガチ、ボオォォン!』

『ガチン!』

『ガチン!ボォォン!』


発射できたのは、

計6発だった。


口薬がズレたり外れたのだろう。

3発が不発に終わる。

口薬を調整しようと思い、

不発の箇所を調整し直す。


しかし、背後から砂を踏む音!


「うぉ!?」


背後から斬り掛かられた。


集団に囲まれた時に、

後ろから襲われることが良くある。

だが、慣れていれば反応できる。


飛び掛ってきた敵を見る。

どうやら掌から、

剣が突出しているようだ。


敵全員が右掌から、

白い剣を出しているのだ。


「クッ!!」


何とか体をずらして避ける。

剣を順手持ちした時より、剣が当たるタイミングが遅い。

すんなり避けられるが、敵の数が多い。


俺から距離5m地点の周りが、

完全に囲まれている。


まずいな。

囲まれた状態での槍は不利だ。


「ええぇい!」


鎌を真下に向けて、

目掛けた相手へ、

両足の間に突きを放つ。


手首を回して、

鎌を足首に引っ掛ける。


そして手を戻す。

敵の足首を刈るためだ。


『バン!』『ザッ!』


足は斬り落とせなかったが、

倒すことはできた。

倒れた相手の喉を突く。


また背後から来る!


「くそッ!」


腕を斬られた。

体を左前に動かして咄嗟に腕を避けた、

それでも掠った程度だが、

攻撃を受けた。


そして再び、

背後から斬りかかられる。


背骨を軸に動かす感覚で、

右前方へ体を落としながら避ける。


「そうだ」


銃底で殴ろう。

昔の銃底が丸いのは、

弾を撃ち終えた後に、銃で殴るためだ。


槍を地面に置き、

銃身を掴んで構える。

そして突っ込む。


「フゥッ!」

『バチイ』


剣の横を通って、

敵の首にフックを入れる。


しかし相手は気にせず、

攻撃を続けてきた。


だが攻撃は、右腕からの剣撃のみ。

腰を軸にして左右に避ける。


左に避けた瞬間、

右肘の裏で相手の手首を絡める。


遠慮していられない。

左足を前に出して、鼻と頭頂部を左で殴り、

相手の右腕を前に運ぶ。


『ガシャン!』


肘を曲がらないように押したため、

相手が仰向けに倒れる。


『ウィーン』


まだ立つか・・・!


「隊長!」


騎士Aもとい、

アンザスが来た。


足元の槍を回収して、

アンザスの方を向く。


「援護!」

『パオォォン!』


アンザスの伸ばす手に掴まって、

彼の馬に乗る。


「アンザス!助かる!」

「前方のバイキングは、

どうやらすぐそばみてえだ!」

「そうか!歩兵分隊は?」

「急に特攻を仕掛けられたみたいで、

今は槍兵や盾兵を前にして、

戦線を維持てるみたいです!」


先程撃ち尽くせなかった、

リボルバーを撃ちながら考える。


・・・相手の行動が、

人間の戦い方ではない。


「味方を殺して俺達を陣に入れさせて、

その後で囲む?

油断させておいて特攻?

命を大事にしていない・・・」


それにあの時・・・。


「俺に話しかけていた?」


『突かれる』『焦げる』『遊びましょう』

3つワードに当てはまるのは、

俺だけではないだろうか?


ダメだ。

考えが纏まらない。


推理なら推理師に任せていたから、

自分でやれば良かったと反省。


「・・・隊長!」

「ん?ああ」


ガイアパイレーツ隊が近い。


「ここから盛り返すぞ!」

「おおぉ!」


槍で敵を突く。

馬が重く感じないように、

一瞬で戻す。


腕の力だけで突いても、

点で攻撃する槍はやはり良い。


剣で槍を叩かれるが、

槍の突きはそこまで軽くない。


「防がせやしない!」


敵の防御を超えて首を突いた。


「隊長!敵の攻撃が厳しく!

これまで馬を6頭失いました!

現在までに2人死亡!3人行方不明!」


被害は少ないが、

俺以外で落馬した者3人は、

行方がわからないようだ。


行進速度も遅くなった今、

敵に囲まれる恐れがある。


「そろそろ大技の出番か」

「え?」

「アンザス。俺が撃てと言ったら、

俺と対峙した敵の、左足首を撃て」

「は、はい」


馬から降りて、先頭に立つ。

近い敵を突く。


槍を構えて、しっかり腹と槍を付ける。

鎌を下に向けて、肩の力も抜く。


「左右に弾幕!」

『パォォン!』


敵を近づけないようにするためだ。


「アンザス!撃て!」

「はい!」


前に出ながら右手を右目の横に運んで、

左手は高めにし、槍を頭上に出す。


すると前方にいる敵の首に、

鎌が引っかかる。


『パォォォン!』


背後から銃声。


敵が槍を弾こうとする直前に、

敵足首への銃撃。


「えええぇぇぇい!!」


右足を前に出しながら、

右手を巻く。

左手を右側に運ぶ。


『ブゥオオン!』


敵の体が俺から見て、

右斜め前方に吹き飛ぶ。


所謂『巻き返し』と言う技だ。

実用性がなく演舞向けとも言われている。


しかし、演舞用の技は基本

相手の体勢等を崩せば、

実戦でも再現は可能だ。


技をかけた相手は、

他の敵に突っ込んだ。


「サーベル構え!」


倒れた敵は4人。

味方が止めを刺す。


「手の空いたものは弾装填!

制圧射撃を行い、サーベル兵を援護!

サーベル兵は敵を斬れぇえ!」

「おおおおおおぉぉぉ!!」


銃撃で進むのは厳しい。

ならば白兵戦に切り替えるまでだ。


幸い、敵からの射撃も殆ど無い。

昔ながらの戦法で行こう。


俺は新しい相手への攻撃だ。

何人か構えているが、

槍の突きは止められない。


「えぇぇい!」


やって来た敵の肩を突いて、鎌を乗せる。

俺は右に一歩動きながら、

槍を思いっきり引く。


『バン!』


相手を地面に叩きつける。

大鎌ならば肩を斬り落とせただろう。


止めで、

こちらを向いている頭頂部に、

突きを入れる。


「おっと」


敵がどんどん密集してきた様だ。

前、右、後ろから俺に向けて敵が来る。

明日投稿しますが、

それ以降は2日か3日に一度の投稿にします。

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