終戦するまでが戦いだ
具体的な布陣と戦略を整える。
全員で意見を出し合い、
様になった布陣を作れた。
「よう。邪魔するぜバッドン」
「銀次。よく来たな」
銀次さん。
将軍と気心が知れている様子だ。
頼もしい人同士の仲が良いと、
気分が明るくなる。
「ケレン。持ってきたよ」
「おう。ありがとう」
シャラも頼み事を終えて戻ってきた。
装備を着込みながら、
作戦会議中に合流した銀次さんと、
シャラの意見も取り入れて作戦を考える。
20分程かけて、以下の作戦が決定した。
東/西/南/北/真ん中の5つに分けて、
部隊を配置する。
基点は壊れてしまった門だ。
本来の使い方と違うが、
『前線』を部隊の最前列として表記する。
○真ん中
警察200人は街の避難活動や、
避難した民の護衛だ。
捕虜や犯罪者の管理も行う。
牢獄等も壊れたため、
戦闘には参加できないらしい。
だが、防衛の協力は取り付けた。
伝令部隊6~8や予備兵力、
女性騎馬隊もここに待機させる。
伝令部隊は、
ここを拠点に各方面へ向かう。
5つの戦線で最強戦力と評価されている、
特殊砲撃部隊と銀次さん率いる探偵も、
ここで待機する。
専属補給部隊は、
マキシムガンの準備を行う。
○北
休暇中の兵士100人は、
既に30人ほど戦闘準備が出来たらしい。
残り70人と合わせて城の警備だ。
また、盾兵5槍兵20剣兵20も防衛。
そこに、現在も城に居るデリューが参加。
城は街の最北にあるが、
山と崖の下にある。
敵が崖の上から来る可能性を踏まえ、
城に居る部隊が北からの攻撃に備える。
○東
想定では、敵の数が一番少ない方角。
戦力を少なくして、
敢えて攻撃を受けやすくする。
だが、前線と街の距離を近くにする。
街の待機部隊が素早く反応するためだ。
お互いを目視できる距離だ。
弓兵10+盾兵5+槍10+剣20
計45人
街側にして後ろにして弓兵、盾/槍兵を先頭。
横後ろに剣兵を広げる。
○南
敵が2番目に来るだろう方角。
少し西寄りにした配置だ。
シャラを先頭にして戦う、
機動力を一番注ぎ込んだ編成にした。
西寄りには、
歩兵分隊2の小隊4~7を縦方向に配置。
(以下『歩2―4~歩2-7』と表示)
(砲)歩2-4
シャラ+騎馬隊10組 30m右に歩2-5
槍 兵 20 と 盾 兵 10 歩2-6
弓兵15
歩2-8(衛生) 歩2-7
剣兵30人を横ばいに配置
伝令5
計141人
先頭に『マッハ音速部隊(シャラ命名)』。
シャラと騎馬隊10組。
その部隊から右30mに歩2-5。
敵が一番多い西部隊とは150mの距離だ。
つまり、西部隊より南側に来た時は、
歩2-4が援護を行う。
歩2-6より左側には、
2行目の部隊配置だ。
盾兵を前にして、
両肩に2人の槍兵が持つ槍を乗せる。
この3人一組を、3m間隔で配置。
これ以上敵を進ませない配置だ。
後ろには、前方から来る敵を想定して、
弓兵を多く配置。
射撃音に考慮した結果だ。
更に30m後ろに歩2-8衛生部隊。
西側の歩2-7で護衛。
後ろにも剣兵30人だ。
○西
一番メインとなる方角。
前方に進むことを前提としているため、
比較的多い兵力を投入する。
地形も記載すれば、
最初の構えはこれだ
補給1 補給2
| |
|歩2-1 歩2-3|
 ̄ ̄ ̄ ̄ 低地  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
補給3 補給4
兵1―1/1-2歩1-4(砲)歩1-3/1-5
俺と騎兵40組 ガイアパイレーツ
歩1-6 歩1-7 歩1-8
50m
槍兵25 と 盾兵10 と 槍兵25
歩2-2
剣 兵 50人 と 弓 兵5人
伝令1と2
高地
計452人
歩兵1-1と1-2が、
『ジャガー』隊になったようだ。
人の多いバイキング側ではなく、
俺と騎兵側に配置された。
他にもバイキング部隊が、
『ガイアパイレーツ』部隊と命名。
そして攻撃の予定だが、
最初に補給隊1と2がミトライユーズを撃つ。
例の狭い道両脇からの発砲だ。
狭い道の中には歩2-1と2-3が待機。
敵の注意を引き付ける。
ミトライユーズの攻撃後、
被害を受けさせられない補給部隊を、
最優先で逃がすため、
そして敵が広がらないように、
歩2-1と2-3が牽制射撃。
敵を更に進軍させる。
その後補給3と4がミトライユーズを発射
だがミトライユーズは、
連発できるが集弾性に欠ける。
砲台も不安定だ。
それがおよそ10秒ほどの弾幕になるだろう。
撃ち尽くしたら、後続の歩1-1~1-5で、
制圧射撃を行いつつ、1-4は砲撃。
初弾で一番敵が濃い場所に撃ち込む。
同時に俺が率いる騎兵と、
ガイアパイレーツ隊が敵陣の横から回り込み、
敵陣を絨毯爆撃。
そして爆撃の影響がない、
敵陣の真ん中へ向かう。
敵の目を俺達が引き付けたら、
スペンサー銃を装備した歩1-6~1-8で、
再度制圧射撃。
俺達が横から敵を攻撃する。
次に槍兵と盾兵で敵を押しつつ、
敵陣の中に入った俺達とバイキングが行動。
円陣になって、
ガイアパイレーツが背中を守りつつ、
味方方面に進行。
戦力が足りない場合は、
歩2-1~2-3で援護か、
歩1分隊の補給。
合流次第、歩1分隊全員で前線を押し返す。
問題が発生した場合に備えて、
補給部隊が歩2-1~2-3の補給。
予備火力に復帰させる。
俺が無事に戻れた場合は、
槍兵全員の指揮を執り、
敵1陣の制圧。
俺に問題があった場合は、
バイキングが制圧。
戦況は逐一、伝令兵が行う。
敵戦力の2次調査も、
第3小隊が現在行っているらしい。
敵第2陣には、残りの戦力で対応。
バッドン将軍が戦況を見て、
また作戦を決める。
以上の布陣を取った迎撃部隊は、
東のみ街から50m。
他の部隊は街から100m地点に待機。
10分程で、全部隊迎撃可能状態になった。
俺も最初は甲冑を置き、
槍の調子も確認。
動きやすい薄い装備にして、
準備を終えた。




