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旅する探偵もの  作者: スーパー天邪鬼
独立戦争未遂事件:後編
22/55

すこし遅い目覚め

「ぶはあ!」


・・・ここはどこだ?


部屋を見渡す・・・探偵事務所の仮眠室みたいだな。

すると、部屋に銀次さんが入ってきた。


「おう、目が覚めたみたいだな」

「?俺ってどうしたんですか?」

「なんだその質問?

知能指数下がったか?

それとも2日寝てたからか?」


2日も寝てたのか・・・。

いやいや、そういうことじゃなくて。

あれ?さっきはもっと、かんがえごとできたのに。


「お前はキリーグ司祭やコーレル魔女と戦って、重傷を負った。

その魔女は逃げたが、キリーグは逮捕されたよ。

何でも、鎧人間がキリーグをぶっ倒したとさ」

「え?・・・痛ってぇ・・・!

鎧人間って?」

「今はシャラが事情聴取してる」


俺は、布団から身を乗り出して銀次さんに向かい合う。


「すいません。ギャレスは死んでいました」

「あぁ。大体は聞いたよ。

魔女・神父・お前。三つ巴の戦い。

お前が最初にブッ倒れたそうだな。

まあ、相手は魔女と、肉体をかなり強化した司祭だ。

後から報告書読んだが、あの司祭はかなりやばいな。

パンチ一発で家をぶっ潰したそうじゃないか。

俺でも勝てるか怪しいぞ」


そう言って銀次さんが笑う。

いや、笑い事じゃない。

なんて思ってると、部屋のドアが勢いよく開かれた。


「ケレンの声だよね!」


怪我したって聞いたけど、かすり傷か。

ちょっと心配した。


「おう。今起きた」

「おはよう!ケレン!!」


シャラが抱きついてくる。

いてててててて!

いっでええええええぇぇぇえ!


「痛い・・・死ぬ・・・」

「あ、ごめん。体の2割が骨折してるんだっけ?」

「ははは。まあ良いじゃねぇか。こいつも男だ。

若い女の子に抱きつかれて悪い気はしねえだろう」

「あ、そっか!ケレンーーー!」

「いだいいだい痛い!!!」


俺は激痛とともに、今回の案件も生き残ったのであった。


------------------------------------------------------

「私がいない間はどうだったの?」

「ああ。

魔女の武器はやっぱり笛だった」


先程の痛みはまだ消えてないが、

今回の案件について報告をした。


恐らくあの笛は分子を振動させて、

水分の多い物質や、

可燃/助燃性物質を爆発させる兵器だと。


その後銀次さんに、肉料理をたくさん食べて、

傷を早く直せと言われた。

 今は街の肉料理店で、豚のヒレステーキを食べている。

シャラはデザートのみだ。


「それで、俺は負けた」

「そっかぁ」


俺の話より、スレイン街はどうなった?


「そっちはどうだったんだ?」

「うん。ゴリラ男を捕獲してから事務所に戻ったの。

そしたらお父さんが居たんだ」


少し驚く。


「デリューさんが?今、城の食客じゃなかったか?」

「抜け出して来たみたい」


城の食客を抜け出すとは・・・どうせ酒を飲みたくなったんだろう。


「で、お父さんにも相談したら、

コーレルが武器をニュージェーに渡して、

決起するように仕組んだって看破したの。

コーレルがは昔、ニュージェー街に住んでたんだって」

「成程・・・コーレルも自分たち魔女が煽動して、決起すると言ってた」


しかし、記憶力が良すぎないか?


「なんで住民情報なんて覚えてたんだよ・・・」

「街長が変わると犯罪が出やすいかららしいよ」


あらかじめ調べてたから・・・か。


「話を戻そう」

「うん」


魔女が仕組んで、

ニュージェー街とジャムムル村と南のスレイン街

が決起するんだったな。


「で、証拠集めは必要ないからって、

それぞれの街に軍を出動させたの」

「動きが早いのは流石だな」

「それで最終的に、

私と銀次さんがジャムムル村に戻って、

お父さんがニュージェー街に向かったの。

あと、スレイン街にも兵士100人を直行。

ま、こっちは結局は何も無かったみたい」

「称号持ち3人も動くって・・・」

「探偵がひとり死んでるからね」


成程、探偵事務所が喧嘩を売られたって言う理屈だ。

それなら全力で戦うのが、この事務所のモットーだ。


「で、私が先行して戻ってきたら、

ケレンとリアちゃんが倒れてたの」

「ああ」


やっぱりあの時のリアちゃんは幻ではなかったのか。

しかし、なぜ、俺の前に立ったんだ?


「これ、リアちゃんの遺書だよ。

魔女の家を調べたら見つけたんだって。

ケレン読んで」

「ああ」


そこにはこう書かれていた。


『私は4歳の時に猪用の罠にかかりました。

コーレルおばあちゃんに助けてもらって拾われました。

本当のおばあちゃんは、とても悪い人で、魔女の知識はありません。

でも魔女は本当にいると。

いつも私に言っていました。

私は文字の読み書きもおばあちゃんに教わりました。

おばあちゃんは自分が悪い人であることを、

魔女になって隠したいんだと思いました。

もし、おばあちゃんの使う笛が効かない人がいるなら、

その人におばあちゃんを止めて欲しいです。』


少し拙い文章だが、

コーレルがこれ以上悪人となる前に、

止めて欲しかったということらしい。


「村の人間たちは、邪教徒化したって扱いで、全員逮捕されたよ。

魔女に育てられた子が、唯一の一般人扱いだなんて、皮肉だよね」

「そうだな・・・」


雰囲気が一気に暗くなる。

リアちゃんの頼みは、まだ果たせていない・・・。


「コーレルはその後どこに行ったんだ?」

「それは、まだわからない」

「そうか・・・」


それは自力で調査しよう。


「・・・で、鎧人間って何なんだ?」


先ほどからずっと気になっていた。

 あのキリーグを倒したのが本当だとしたら、

どれだけ屈強な人間が鎧を着ているのだろうか?

俺は知り得る中で最強の存在を思い出す。


『あらゆる武器を使いこなす『戦神のザラゴ』。ザラゴ・マグキャノン。

元軍人だが、軍で一人だけ強すぎたのが理由で自ら除隊した。

 噂では、中隊同士の戦闘訓練中、一人で敵隊を全滅させた。

その後、素手で味方の小隊を全て殲滅。

最後には同じ小隊の仲間も殴り倒して

「まだまだ足りねー!」と叫んていたそうだ。

勿論実戦でもかなりの戦果を上げている。

 除隊後酒場で、デリューと肩がぶつかったことから決闘し、

『ピストル決闘』『早撃ち』『剣での斬り合い』

『ボクシング』『ただの殴り合い』『ダーツ』

『かくれんぼ』『チェス』『ドミノ』『早押しクイズ』

を互角に戦ってお互い生き残り、

最後の決闘である『射的』でギリギリ負けたそうだ。

 その後デリューによりスカウトされる。

現在探偵事務所で累計2位の依頼数を解決している。』


ザラゴさんは、身長211.2cmで、体重108kg。

大砲のノックバックも耐えられる人だ。

恐らく、それと同じくらいの強さだろう。


「えぇっと・・・それについては追い追い」

「?まあ、報告を待ってから武器を調達しよう」

「また旅かぁ~。・・・猫」


くだらねぇ!

『また旅』で『マタタビ』って・・・。

 だが、俺が暗い気持ちにならないよう、

重い雰囲気を壊そうと、

敢えてつまらないギャグを言ってるのだろう。


「全く・・・酔うぞ。それより・・・」

「あ、そうだったね。ごめんごめん」


だが、事後報告も仕事だからな。


「あの後、銀次さんにケレンを運んでもらって、

この街に戻ったってわけ」

「そうか」

「それにしてもあの司祭、

銃を撃っても弾が通らなくて、

仕方がないから全力出しちゃった」


シャラの全力か。


「何を踏み台にした?」

「口薬」


こいつは、空気以外の物質であれば、

それを踏み台にして飛ぶことができる。

 まるで天狗だ。

だが、実際にやってる場面を見たことがあるため、

認めたくはないが認めるしかない。


「でも私の武器じゃ倒せないし、

痛がらないしで、かなり焦ったよー」

「そうか・・・」


つまり話をまとめると・・・。


「つまり、俺が倒れた後、鎧人間が助けてくれて、

キリーグを倒したと」

「うん。噂の鎧人間は今、事務所で待機中。

ひとまず報告はここまで。ケレンは休んでて」

「わかった」


その後会計を済ませた俺達は、事務所に帰る。

 仮眠室に入り、そこのベッドで横になり。

ひとまずゆっくりと休むことにした。

今日の時王も良かった!

 で気になったのが、平成剣使った必殺技3種類

全員『先代』がいるライダーなのよね(一人TVSPのみやけど)。

なんか関係あるんやろうか?


で、今日の怪盗と警察も珍しく興奮した。

丸く収まってよかった!



12/18追記

スレイン街の状況を追記

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