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実験レポート(あとがき)

 「シーカーズ&ゲーマーズ~リンクライン~」これにて完結です。

 最後まで読んで下さり、ありがとうございました。


 この作品は自分にとっては「実験作」という位置づけでやってきました。

 「流行りのジャンルを自分ならどう書くのか」という実験です。

 いまなろうで流行っているジャンルと言えば、「異世界転生」と「VRMMO」だと勝手に考えてます。まぁ他にも色々あるんでしょうが。

 なので、最初は「VRMMO」を題材にして構想を練っていたのですが……




・「シーカーズ&ゲーマーズ~リンクライン~」ができるまで


 1.今度はなろう読者に受けそうなの書こう

 2.やっぱVRMMOモノかな

 3.まぁそのままやっても意味無いし、何か変わった要素が欲しい

 4.そうだVR要素引っこ抜こう

 5.どうしてこうなった



 ・・・・・・・・・・・・

 ヒドイ。多分、一番重要なモノを引っこ抜いてしまった。

 まぁ言い訳させてもらうと、これ書く前に「ウメハラ FIGHTING GAMERS!」とか「突撃! となりのプロゲーマー」だの「ゲーマー」達にスポットライトを当てている作品を読んでいたので、それに引っ張られたと言いますか何というかすいませんでした。

 「ゲーム」を題材にして書く上で、たまたまこの頃「プロゲーマー」というゲームで生計を立てている人達への関心が強くなりまして……「プロゲーマー」は現在実際に存在する職業です。「ゲーム」という「遊び」で生計を立てている、という特異性が私には面白いな、と思いました。

 まぁ最初は「ゲームしてるだけで生きていけるとか羨ましい」とか「真っ当な職業じゃねぇだろ」とか正直思っていたんですが、詳しく調べるとそんな簡単な話でも無いようで。

 それこそ「本気」でやっていないと生き残れない世界みたいです。

 「ゲーム」という「遊び」を「本気」でやっているプロゲーマー達に影響を受けたんでしょうね。ゲーム自体よりもむしろ、それをプレイしているゲーマー達の方へ注目した物語になっていったのです。

 そうなると、VRだのなんだのといったSF要素はむしろ邪魔だ、と判断せざるを得ませんでした。

 確かに近未来の話で、今より技術が発展している世界を舞台にしているのですが、出来る限り「今の時代にも当てはまる」描写を心がけました。

 この作品に登場するゲーム、SSLは基本的には「ただの」ゲームです。「たかが」とつけてもいいでしょう。ゲームだろうがなんだろうが、「普通じゃない」のなら「本気」でやるのは当たり前でしょうが、普通のゲームに対して本気、という一見不思議に見られるその感情を書きたかったのです。



・流行りモノを書くという事


 ……とまぁ、流行りモノを書こうとしてアレンジし過ぎて結局「よくありそうでないじゃんどこの層狙ってんの」という自問をさせられるハメになったのですが、とりあえず題材が「ゲーム」というキャッチ―なモノだったせいか、アクセス数は私の作品にしては異常なコトになってました。

 前作「青春は蜜の味」がヒィヒィ言いながらやった1万アクセスー!!とかやってる横で「シーカーズ~」は鼻くそほじりながら8万アクセス(これを書いている時点で)とか叩き出してました。

 一日のアクセス数で見ても、「青春は~」が完結時でようやく700越え、とかやってる中、「シーカーズ~」は普通に2000とか3000とか。なんだったら更新日じゃない癖に1000超えしてたりして……

 「青春は~」は書くのに相当なエネルギーを詰め込んで、精神をボロボロにしながら書いているのに対し、「シーカーズ~」の方は「まぁ実験作だし」って感じに気楽に書いていて……

 だからハッキリ言って「シーカーズ~」より「青春は~」の方が気に入ってるんですよ私。なのになのにアクセス数は完全に逆転していて、何なんだよコラァ!!って正直思いました。

 チクショウ、そんなにアクセス数増えるんならいっそもっと突き抜けろや。

 「無職〇生」ぐらいイケ。もう働かなくていいぐらい増えろよ。中途半端なんだよ。書籍化しちまえ。

 「最高以外は最低」ってドレス〇ーズに教わったんだ私は。


 まぁそれはともかく……流行りモノ(自称)を書くにあたって、ずっと「何で流行ってんの?」ってことは考えていました。

 アルファ〇リスの公式漫画はVRMMOモノと異世界転生モノで制圧されてます。十〇道は浮きまくってます。

 近くの本屋では「異世界フェア」なんてやってました。

 ……おい、もういいだろ。正直お腹いっぱいよ。何匹目のドジョウを狙ってるんだよ。

 しかし、それでもこの流行はまだまだ終わらないようです。

 異世界転生モノが流行るのは、「現実で上手くいってないから異世界に行きたがっている奴らが多いからダ!」とかいう底が丸見えのクソ浅い意見を見たことがあります。

 精神ポルノ、というやつでしょうか。理想、欲望をド直球に表現しているっていう。

 まぁ物語を作るのって大体そういうことなんじゃないの、とは思いますが。

 なんつーか、作者が結局書きたいことをそのまま書いているから、好きで書いているから、凄まじいエネルギーの籠った作品が自然に出来上がっている、っていうことなんじゃないでしょうか。

 その凄まじいエネルギーにあてられて、読者側も「スゲー!」ってなってるのでは。

 個人的にはこれが異世界転生、VRMMOが流行っている理由だと思います。

 ……この理屈もあっさいなぁ……

 まぁ深けりゃ真実、ってワケでもないんでしょう、タブン。



・「戦い」について


 この作品のテーマの一つ、「戦い」について。まぁ前作もそんな感じだったのですが、今作はその色がさらに濃くなっているような気がします。

 「戦い」の理論については正直テキトーだったりします。なんせ自分は「戦い」なんてほとんどしてないですし。

 ……いや、やっぱり生きてるんだから「戦い」自体はやっていると思います。「人生とは戦いだ!」ってどっかで聞いたことあるし。その「どっか」がどこだったのかを忘れてしまったのですが。

 でもなんつーか、自分は戦う時は決まって「必要だから」「仕方なく」戦ってきたような気がします。

 実は中学高校と剣道をやってたんですけど、試合は大嫌いでした。

 「勝ちたい」というよりも「負けちゃ駄目だ」と思いながら試合してました。勿論あんまり勝てませんでした。

 「戦いたいから、戦う」……それが今まで出来ていなかったように思えます。で、恐らく私はそれに憧れていたんだと思います。

 「青春は~」でも「シーカーズ~」でも登場人物達は「戦いたいから、戦う」という信念で戦っていたように思います。

 そう考えると、この2作品も結局、わかりやすく「私の精神のポルノ」だったのかも知れません。よし、読者の皆様、コレ見て存分に下半身耕して下さい。精神的な意味で。うふんあはん。

 そう、私は要は精神的な意味での露出狂ってことで。――やっべぇ捕まる。この顔みたら110番。カツ丼食うかい?ようこそブタ箱へ。みたいな。

 よしいい感じに何書いてるかわからなくなった。次。



・苦労したトコ

 ゲームシステム考えるの怠かった。スキルやらなんやらを主人公が考察している場面はもう書くのが辛くて辛くてたまらなかったです。そういうのが好き、って方もいらっしゃるんでしょうが。必要だから書いたまでですよ、ホント。解説タリィって思ったら読み飛ばし推奨……ってあとがきに書くモンじゃねぇなコレ。

 もうできる限り簡潔に書くようにーって足掻いてましたね。もうゲームモノは書きたくないかも。

 大体システムがどうの戦術がどうのって、そんなのを書きたかったワケじゃねぇし。


 あとはネーミングですね。スキルの名前とか。適当でいいや、ってヤツはとことんテキトーです。「スマッシュ:ヘルファイア」とかな。私の中二センスでは「極死の太陽」とか「一筋の黄金」とかが限界です。

 作中で書かれている通り、「極み」って単語使い過ぎ。もはや伝統芸能(適当)。

 チクショウ、私が西〇維新だったら……っ!!



・キャラクター


・アリマ・サイ(「ジクト」)

 感想を下さった方は大体彼について言及していらっしゃいます。人気?人気なのコイツ?

 超テンプレ悪友キャラ。これが「ヨウスケ」って名前だったらアウトだった。ベタ過ぎるって意味で。

 ぶっちゃけ完全に脇役扱いだったのですが、彼の言動に興味を示される方がチラホラいらっしゃったようで。作者の知らない内にこの作品のオリジナリティの一部を担うキャラクターになっていたようです。

 最初から最後まで、大体は私の思い通りに動いてくれました。イイコイイコ。


・「リクワ」

 [極死の太陽]の異常性を演出し、主人公のユウヒのSSLに対しての思いを揺さぶる立ち位置として登場させました。SSLのことを「たかが」ゲームとは言い切れない、という意見を持っています。私個人としてはSSLに対して「たかが」ゲームという考えなので、少し考え方が違うキャラクターになってます。まぁ、私も「リクワ」もゲームだからと言って軽視しない、という点では一緒だとは思いますが。

 物語後半ではユウヒの喋り相手になっていたりして、しれっとユウヒにとって重要な人物になっていました。ユウヒにとって「ゴウカ」や「サエ」は「目標」、「ライバル」という立ち位置なので、もしかしたら本当にユウヒがSSL内で気楽に話せるのは「リクワ」くらいだったのかも知れませんね。


・アマノ・ミナリ

 皆に愛されるアリマ君の恋人です。別れますが。まぁ最終的にヨリ戻したからまぁいいじゃん。

 アリマの恋人というポジションで、作者自身が恋愛事に疎いせいで精々背景のような脇役ぐらいにしかならないだろう、なんて油断していたら奇襲してきた。何コイツ。

 とりあえず思い通りには動いてくれてました。しかしセリフとかがオカシイ。

 レズでロリコンで誘拐犯だし(大嘘)

 ユウヒをリアルで支えるという、「それアリマの役割じゃないんですか」というポジションを思いっきり強奪しました。まぁそれ自体は決まっていたんですが突き抜け過ぎ。

 将来はアリマを完全に尻に敷くことになります。決定事項です。


・「ゴウカ」

 「プロゲーマー」という設定からして、「ウメハラ FIGHTING GAMERS!」とか「突撃! となりのプロゲーマー」の影響をバリバリに受けています。

 私の勝手な「プロゲーマー」像の具現みたいなヤツです。「プロゲーマーってこんなこと考えてんのかなー」と作者が妄想したことをそのまま喋らせました。

 キャラクターの容姿はモロに「ストリー〇ファ〇ター」シリーズの豪〇。名前も。

 「サエ」の圧倒的な強さに対抗させる為に登場させました。

 落ち着いていたキャラクターで、作者への負担的な意味で癒し系でした。ありがとうありがとう。

 ユニークスキルの名前テキトーに決めてごめんなさい。「煉獄」ってつけてりゃいいだろって思ってごめんなさい。


・ノハナ・サエ(「サエ」)

 裏主人公……ってことになるのかな……?元格闘家で社会不適合者で引き籠りで無職で戦闘狂です。って書いたら相当ヒドイなコイツ。どんだけ盛るんだよ。

 凄まじくベタベタな悲劇、「交通事故」に遭って格闘家の道を閉ざされてしまいます。

 「青春は~」でも登場人物の一人、「リリィ」がそれで死んでたりするし。これも芸風ってことで(最悪)。

 格闘家の頃は格闘に、SSLプレイヤーになってからはSSLに「生きる意味」とかいう大げさなモノを見出してます。この辺り、作者自身の思想とは真逆のキャラクターだなーって思いますね。まぁ同時に作者の欲望の具現だったりもするんですが……

 戦闘狂、という面で「青春は~」の主人公、春野花子に通ずるものがあります。名前に「ハナ」を入れたのもそういうコトです。

 まぁこんな風に「青春は~」から引っ張てきたネタが他にもチラホラ出てきたりしています。わかりやすい所で言うと、「ハニー・プラネット」とか。

 初登場時は丁寧な口調で話していて、ちょっと抜けてたり「ゴウカ」や「リクワ」にいじられていたりしてますが、中身は完全にバケモノです。気性も案外激しいですね。

 あと、自分で読み直してみて改めて思ったのは、アリマへの扱い酷過ぎるってことですね。興味無いヤツに対して容赦ゼロかお前。まぁワザとでは無いのですが。後に後悔もしてますが。

 ……とりあえず就職できて良かったネ。


・カギノ・ユウヒ(「ユウ」)

 主人公……の癖に私は正直コイツが一番良くわかりません。

 一応思い通りには動いてくれたのですが。

 その「思い通り」を完全に実行した上でちょいちょい変なこと考えたりやってたりしてます。

 ……やっぱり金的はダメだと思うんだ、私。アリマ君を不能にしようとするんじゃありません。

 序盤はともかく中盤以降は完全にヤケクソで動いていたとしか思えません。

 もしかしたらそれが、ユウヒにとっての「本気」だったのかもな、と書き終わってから思います。

 書いてる時は意味不明でした。

 「ユウ」の容姿はともかく、ユウヒ自身の容姿は終盤になるまで明かされなかったというのもそれに拍車をかけていたのかも知れません。まぁ本当に普通の青年なんですが。男版「リリィ」というところでしょうか。

 得体が知れない程「普通」の人間で、それは要するに「どういう方向に進むのかはっきりしていない、あるいはどうにでもなる」ということなのかも知れません。

 [極死の太陽]というゲームのデータに過ぎない存在にどんどん変えられていったのも彼が「普通」だったから……とも考えられますね。

 環境に応じてガラリと人間性が変わってしまうタイプの人間……なのでしょうか?

 適応能力が高いんだっ!って感じで褒めておきましょうかね。無理矢理。




 ……ここまで読んで下さりありがとうございました。

 実験作、ということもあってどうなることやら、なんて不安に思っていましたが、ちゃんと一つの物語として完結させられて本当に良かったです。

 決めた枠組みの中で一生懸命暴れられたなーとしみじみ思います。

 まぁこういうのを書くのもたまにはいいでしょう。

 もしこのまま私が作品を書き続けるとすれば、その中でもこの「シーカーズ~」は異端、というポジションになるかも知れません。

 あとこれ以上アクセスされる作品はもう書けない気がする、ゼ。

 

 ここで完結、ということになりますが、何か新しいスキルとかモンスターとかで続けようと思えば続けられるとは思います。ただ、今の自分がそれをやると蛇足になってしまいそうで……

 今の自分にとって、これ以上無いタイミングでの完結だと思っています。

 将来の自分がそれをひっくり返せるくらいの展開を思いつけば、また「遊び」に「本気」な彼等の物語を書くことになる、かも。


 まぁ、とりあえずはここでお別れです。さよーならー。

 

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