表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/40

シンジノア・シャーク

  ルイスは拳を握ってシンジノアを睨み付けている。

 サツキナは茫然としてルイスを見ている。どうして彼がここにいるのか分からなかった。

 それもさっきシンジノアを「兄上」と呼んだ。



「これはこれは。ルイス・アクレナイト侯ではありませんか。何故、ここに?」

 シンジノアの目は面白そうに笑っている。

「ふざけるのもいい加減にしてください! いつになったら私を呼ぶのかと待っていれば……サツキナ姫にキスをしたり、抱き上げてベッドに運ぼうとしたり、あまつさえ指輪まで渡そうと言うのですか? もう、我慢の限界です! 早くサツキナ姫を下ろしてください。彼女は私の花嫁です!」


 サツキナは何が何だか全く分からず、シンジノアの腕の中で茫然とルイスを見ている。

 ルイスはサツキナを睨んで冷たく言った。

「サツキナ姫。あなたもあなただ。いつまでもその男の首に腕を回していないで、さっさと降りなさい」

 サツキナはあたふたとシンジノアから降りる。



「言って置くがキスは頬だ」

 シンジノアは笑いながらそう言うと声を上げて笑う。もうおかしくて堪らないと言う風に体を折り曲げて笑っている。



 茫然と突っ立ているサツキナの前にルイス・アクレナイトは近付く。そしてその手を取って言った。

「サツキナ姫。この男は私の兄のルイス・アクレナイトです。そして私こそがシンジノア・アクレナイト。私のもう一つの名がシンジノア・シャークなのです」。

 サツキナはじっとルイスを見詰める。

「えっ?……は、はあぁっ?」

 自分でも驚く程の大声が出た。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ