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ミルク・ホワイト
ミルク・ホワイトは、乳のように不透明な白い色で、わずかに黄みを帯びています。
別名は、ミルキーホワイト。
訳語では、ミルク色。
人間は1万年前から、ヤギや羊を飼育していました。
この色名は10世紀、1000年頃から使われていたとのこと。
1814年には、牛乳の膜からとられたスキムドミルク・ホワイトという色名も出てきます。
ミルク・ホワイトは黄みの白ですが、スキムドミルク・ホワイトは白に少しのプルシャン・ブルーとアッシュ・グレーを感じさせるとのことで、なかなか複雑な色のようです。
日本語では、乳白色。どうやら日本は動物に由来する色名が少ないらしく、特に由来もない、歴史の浅い色名です。
ということで、おまけでイタリアのミルク・ホワイトを追加して書きます。
ビヤンコ・ラッテという色名で、赤味をおびた黄味の白色。英語と同じく、ミルキー・ホワイト、ミルク色とも言います。