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ロビンズ・エッグ・ブルー
ロビンズ・エッグ・ブルーは、ヨーロッパコマドリの卵の殻のような青みの薄い緑です。
色彩事典で見ると色票はかなり薄い緑色でしたが、卵の写真を見ると濃い青みの緑でした。光の加減もあるかと思い、有名なティファニーブルーのイメージで書いています。ティファニーブルーは包装の箱に使われていますが、あの色がロビンズ・エッグ・ブルーです。
19世紀に生まれた色名で、ティファニーが使用したのは1853年。もともとイギリスのヴィクトリア王朝で、資産や土地を記録する台帳の表紙に使われていました。そのため、大切なもの、高貴なものを示す色とされていたそう。
またロビンは、イギリスの国鳥です。そして伝説では、磔刑にされるキリストの頭からイバラの刺を取ろうとして、その血で胸の毛が赤く染まったと言われています。