第9話 ハンバーガー
購入したドローンがあまりに使えるのでもう3台ほど購入して4台体制で四方に飛ばした
スマホのセンサーは15メートルほどなので30メートル離れさせて何かあればモニターに表示されるようにした
ドローン自体に防衛機能はあるがいきなり大質量に攻撃を受ける事もありうるのでカーバンクルにシールドを張らせた
俺はその後ろをのんびりとついていく。
スマホをチラチラ見ながらミーリスやクスーラゥと雑談をしながら
歩きスマホである
まぁ思考加速レベル5があるので問題ない
これは簡易多重思考の様に使える
雑魚魔物の対処はドローン任せだ
アイテムボックスを付与したカードを購入できたのでセットしてある
倒して回収までしてくれるのでとても便利だ
強魔物のエリアでもゴブリンなどは出てくる
まぁ主に餌としてだが……
幾体かの魔物を倒して進んでいくと、森に入って、そろそろ3時間と言う時間になった
今日はあくまでお試しで野営の予定は無い
まぁ、泊まろうと思えば、キャンピングカーとか出して楽に泊まれるのだが、予定通り日帰りとしよう
お腹も空いてきたので、この辺で休憩して食事の後帰ることとしよう
俺は少し開けた場所にオフロード車を出した
キャンピングカーを出すほど広くは無かった
まぁフラットにすればそれなりの広さがあるし休憩くらいなら問題ないだろう
食事はハンバーガーだ
飲み物はコークと行きたいが炭酸は彼女達に厳しいだろうと考え、オレンジジュースにした
ミーリス達はハンバーガーには驚いて無かったが肉のジューシーさや美味しさには喜んでいた
実はこの世界、異世界召喚が昔から行われていた所為か、調理法などはそこそこ伝わっている様だ
ただし勇者は基本的に戦闘スキルしか持ってない為、文化的な伝承はあまり多くは無い
つまり勇者が出てくる料理に、肉をミンチにして固めて焼いた物をパンに挟むとかリクエストできても、その肉の焼き方やソースの作り方など美味しさを追求するところまでは難しいと言う事である
俺はハンバーガーをかじりながら、モニターを展開させた
実は休憩になった際、ドローンを奥に向けて飛ばしていたのだ
モニターは4分割されて映るものが表示されている
ちょっと何かのゲームみたいな画面だ
障害物を避けて飛んでいるので、そこまでのスピードは出ていないが、時速30キロ位は出ているだろう。
どんどん奥に向かって進んでいく
すると、1つのドローンから、とんでもない状況が映し出された
「あれは?」
「ドラゴン!?」
一緒にモニターを見ていたクスーラゥが叫ぶ
そこはムグの森の最奥
山脈に続く崖になっている開けた場所に洞窟があり
その手前に全長20メートルほどの臙脂色のドラゴンが寝そべっていた
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やはりファンタジーといえばドラゴンですよね
1話1000文字位で上げていきたいと思ってます
ブクマ、評価よろしくお願いします
とにー




