表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チートスキル オンラインショップから始める異世界生活 どんな物でも買えてしまえる力で成り上がる  作者: とにー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

85/304

第85話ボーランクの策

ボーランクの策と言うのは……


ともかくシグワスをルナの街から離すことが必要だと言うことだ。


その為に先日冒険者と一緒にルナに来たビエラと言う少女を利用する。


彼女はルアシーン王国の王様の庶子と言うことに成って居るので、彼女を立ててルアシーンを再興すればグランデン様の大願が叶うと焚き付けたと。


ビエラは我が帝国の手のものだ。

調節はつけ易いか。


現在ルナには3000の兵がいる。

その殆どを持ってルアシーンの街に攻め込めば、現在トーレス王国に掛かり切りの帝国は対応出来ないと吹き込んで、シグワスを誘導することが出来たと。


成程、そこで倒してしまうと言うことか?


いや、シグワスは慎重な性格と聞く、それで倒しきれなかったらチャンスは消えるしボーランクの素性もバレるかもしれない。


しかし、ボーランクの策はそこからが凄かった。その時、一度ルアシーンの街を占領させてしまうと言うのだ。


成程、そこまでさせればルナからは離れ、ダンジョンの対応は出来ないだろう。


数千の兵で守ったところで、ルアシーンの街など簡単に取り返すことが出来るだろう。


ビエラという少女に暗殺させてもいいし、正体をバラしてもいい。

旗頭を失えば簡単だろう。


中々考えられた策だ。


ルナが手に入るのか。


ルナが手に入ると言う事は大陸への安全な海路が手に入ると言う事だ。


現在帝国も大陸と貿易はしている。

しかし、3回に1回は船が沈められる。

シーサーペント、メガロドン、テンタクルス。この辺に狙われればまずおしまいだ。

キラージャンピングフィッシュやスピンドルシャークの群れもかなり厄介だ。

海龍の加護の大きさは計り知れない。


「気に入らんな。」

俺は吐き捨てた。

あまりな皇帝の態度に側近が反応する。

「どうしましたエドワース閣下。」

「いや、あまりに上手く作られているのだ。この策をあのボーランクが考えたというのか?」

「彼も必死なのでしょう。」

「ふむ、しかし問題ないだろう。この作戦を実行するが良い。」

「了解致しました。」




「乗ってきましたな。」

領主屋敷でワシは言う。

椅子に座っているグランデン様がうなづく。

「さすがはススム様の策だ。」

これで労せずルアシーンの街が取り戻せる。


後はルアシーンの街を守り切るのだがススムが戦力を出せばさほど難しくはない。


反抗は始まって居た。



ーーーーーーーーーー


面白い、続きが気になると思われましたらモチベーションにもなりますのでブクマや評価をよろしくお願いします。



とにー


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ