表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チートスキル オンラインショップから始める異世界生活 どんな物でも買えてしまえる力で成り上がる  作者: とにー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

67/304

第67話 ビエラ

3層ではアンデッドが出てくる。

アンデッドと言ってもスケルトンやゾンビの様な低級魔物では無い。

レイスやスペクターなどの強力な個体だ。

正直春花の光の剣はアンデッドに対して特攻なのだが、今は使えないのでミスリルの剣に魔力を通して対処する。

実体を持たないレイスに対しては剣を何度も当てて魔素を削っていく、形態を保つ魔素が無くなると消滅するのだ。

勿論魔力を通したミスリルの剣だからその様な使い方ができる。普通の武器なら魔素を削ることも出来ない。

そろそろ魔法を投入するかと俺はこの場所用に用意した魔法を放つ。

レイスは魔法生命体の様な物で通常の魔法は効きにくい。

いつもみたいに高レベルの魔法が放てるのなら別だが。

そこで俺の放った魔法は『エーテルショット』

アンデッドの霊体に直接作用する魔法だ。

レベル3の魔法だがこれ一撃でレイスは消滅する。

そこからは順調だ。

4層でもアンデッドが現れるがこちらは実体を持ったデュラハン、レヴナント等が出てくる。

素早さも攻撃力も技術も高いが、実体があれば対処は前衛でできる。


さて、次は5層だがここでキャンプを張る。

これ以降は明日になる。

俺は開いたスペースにキャンピングカーを出す。

これにはベッドが4つ付いてるしソファーもベッドになる。

「さすがですねぇ」

春花は感心してるがイヴはちょっと呆れてる。

ライトはオンモードなので特に反応はしない。

ビエラは驚きで固まってる。

「取り敢えず入って。」

俺が乗車を促すと全員が部屋に入った。

本来ならカーバンクルの結界だが今は使えないので結界石を使う。

俺は結界を発動させると車に入った。

「今日の食事はどうする?」

俺が尋ねると春花が

「今日はパスタの気分。」

とか言うので、某有名パスタ店からデリバリーしてテーブルに置く。

皆んなは普通に食べているが、ビエラは驚きのあまり無言で出されたカルボナーラを口に運んでいる。

後部にシャワールームがあるので順番にシャワーを浴びる。

ビエラは操作が分からないので春花が面倒を見た。


さて就寝だが俺は少し考えたいことがあるのでソファーでコーヒーを飲んでいた。

すると、まぁ予想通りビエラが起きて来た。

「ススムさん、お話があります。」

「なんだい?」

俺は落ち着いて答える。

「このパーティはルナに行くのですか?」

「どうしてそう思う?」

「えっ、だって銀級とは思えない実力だし、こんな万全なキャンプ用意をしているし、単なるダンジョン攻略とは思えないです。」

「だったらどうするの?」

「私をルナの街に連れてって下さい。」

真剣な彼女の表情に俺は即答する。

「良いよ。」

今度は少し予想をして居たのかビエラの驚きは少ない。

「やっぱり即答なんですね……」

「でも、一応理由を聞いておこうか?」

「実は、前に言ったのは嘘だったんです。私はルアシーンの王様の庶子なんです。」

彼女は滅亡間近のルアシーン王が子孫を残す為に庶民から無差別に選ばれて種付けされた女性の子供だと言うのだ。

母が病死した際にその事を教えられ、ルナに行けばその血を認められるだろうと言う事らしい。


成程、予想した幾つかのパターンのうちの一つだな。

庶子の子であるビエラと側室の子であるクスーラゥでは立場は明らかに違うが、ルナにしてみれば対応は然程変わらないだろう。

彼女には申し訳ないが……試金石にさせて貰おう。


ーーーーーーーーー

主人公有るまじき黒い考えのススムですが、悪い様にはしないのでご安心を


少しでも面白いと思われましたらモチベーションにも成りますのでブクマ、評価よろしくお願いします。



とにー


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ