第49話 遺跡都市ダンジョン
セントランスまではミーリスとクスーラゥ、イヴ、春花と俺の5人で来た
当然二組は顔合わせを済ませた
お互い思うところはある様だが特に険悪な状況にはなって居ない
ミーリスとクスーラゥに関しては一度オンラインショップを介している以上忠誠度と言うか好感度は下がらない
だからと言ってどうこうするつもりは無いが
領主館で夕食をご馳走になったがここに勇者の2人は連れてきて居ない
面とかバレてる可能性もあるしね
なのでイヴと春花にはイタリア料理のコースをデリバリーした
春花が
「イタリア料理みたいですねぇ」
とか言ってたが、なんか薄々勘づいてるな……
次の日俺達は遺跡のダンジョンに向かった
俺達とクスーラゥ達が一緒に行くのは難しい。
しかし。今回はパールは連れて来てないので2人だけで攻略させるには前衛がカーバンクルだけでは不安が残る
なのでもう1匹召喚する
資産が500億を超えた時ランクアップはしなかったけれども買える様になった召喚獣とかスキルオーブがある
スキルオーブがはレベル6が解放された
そして召喚獣は……
俺が召喚すると、毛がフサフサだが所々アーマーで守られている2m弱の大きな犬が現れた
「我が名はケルベロス、今後ともよろしく」
「犬が喋った」
クスーラゥは驚いているが召喚獣だからな……
しかしケルベロスって3頭じゃなかったっけ?
一つしか無いんだけど
これってあのアニメの影響だよな
まぁこの方が好みだから良いか
「ケルベロスのケロちゃんだ。仲良くしてあげて。」
多分関西弁は喋らんけどな
そして2人と2匹はダンジョンの低層に入って行った
ここのダンジョンの低層にはゴブリンではなくコボルトが現れる
犬型獣人の魔物だ
正直ケルベロスには弱すぎる。全て一瞬で全滅させかねないのだがケルベロスは頭が良い、そして分を弁えている。
ケルベロスのスキル、ハウリングによってコボルトを硬直させてミーリス達が攻撃できる様に計らうのだった。
2人と2匹は順調にダンジョンを進んで行った。
さてこのパーティの役割だがミーリスは純粋な後衛でレベル1攻撃魔法3種類とレベル1回復魔法が使える
実は奴隷になってアイテムボックスに入って居た時にススムは2人にスキルは増やさなかった
その代わりレベルは上げた
2人ともレベルは30になっている
身体能力は底上げされているし最大の利点としてmpが多くなっている
この戦いで成長することが出来るだろう
クスーラゥは純粋な後衛では無い攻撃魔法は使えるがシーフのスキルもあって解体等もして居た
このパーティでは探索はカーバンクルがするので必要無いのだがとある行き止まりにクスーラゥの目立つ場面が来た
宝箱である
「宝箱だ!」
珍しくテンションの上がるクスーラゥ
しかし急いでかけ寄る様な事はしない
静かに近づいて罠を調べる
そして罠が無いことを確認してアンロックの魔法を唱える
鍵がカチリと開き中から青色の球が現れた
「スキルオーブだね、後で鑑定して貰おう」
幸せそうなクスーラゥだった
ーーーーーーーーーーー
家や部屋の鍵にはアンロック無効の仕様になって居ます
それでも高レベルの魔法なら開いてしまうのですけど
ケルベロスはあれですw
少しでも面白いと思われましたらモチベーションにも成りますのでブクマ、評価よろしくお願いします
とにー




