第45話 ガールズトーク
本日2回目の更新です
イヴside
ワルフィアに向かう前に荷物を用意するということで、私達は自室に戻った
その時私は春花を問い正す
「こらっ春花、何であんな事したの?」
「ススムお兄ちゃんって格好良いよねぇ、イヴお姉ちゃんもそう思うでしょ。」
「まぁ確かに……って話を変えるんじゃありません。」
「なんかねぇ、そんな匂いがしたの。あの人きっとオタクだよ。」
春花があっけらかんと言うので私は冷静に否定する
「そんな訳は無いでしょ。こちら世界の人なんだから」
そんな私の言葉を全く聞いてない様に春花は言葉を続ける
「なんかね、オーラを感じるのよ、オタクのオーラを……でも私が抱きついてもあんまり動揺して無かったから……多分イヴお姉ちゃんのファンだね。」
「一体何を……ってだからあの人はこちらの世界の人だから私の事なんて知らないでしょ?」
「でも大塚が言ってたよ。パーティの時にお姉ちゃんの事聞いてたって。」
「そこは呼び捨てなんだ……そうなんだ、どうしたのかな?」
「もしかしたらあの人も転移者かもしれないよ?勇者召喚に巻き込まれたんだよ、きっと!」
「それってこの間受けたオーディションのアニメの話でしょ?」
「へへへ、バレたか」
「もうっ、でも異世界転生はキャストでは何度もやってるけど私が本当にするなんて……」
「お姉ちゃんは主役だから転生する側が多いよね。私は大体現地民の村娘……この間は猫耳だったにゃ」
「もう、さぁそろそろ行かないとお待たせしてるから」
「はーい」
城門に車があると言うので私達はそこに向かう
「ワルフェアまでどの位掛かるのかな?」
春花の問いに私は答える
「馬車で4日だったでしょう」
「4日は暇だよねぇ」
そんな話をしつつ門についた私達を迎えたのは、どう見ても自動車でした
「えっえっこれどうしたんですか?」
尋ねる私にススムさんが答える
「俺のスキルで出した」
へっスキル?どうやって?
混乱した私をよそに春花が話す
「これってアーティファクトですよねぇ、魔石で動くんですか?」
あぁアーティファクト?成程……マネージャーの車にそっくりだけど……
「まぁまぁ乗って乗って、出発するよ。」
ススムさんに急かされて私達は車に乗る
運転席には運転手の人がいてススムさんは助手席に座る
「4時間くらいで着くよ。お前はお嬢様達を接待して。」
そう言ってススムは白く光る動物を出した
「カーバンクルだよ。行っておいで。」
「きゃぁ、可愛い」
私が叫ぶと横で春花が
「ぐぬぬ、あざと可愛いです……」
と、ライバル視していた
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朝短かったので追加です
ここまで入れればよかったです
少しでも面白いと思われましたらモチベーションにも成りますのでブクマ、評価よろしくお願いします
とにー




