第41話 ブルースside②
ブルースside
叔父貴が代官を首になった
どうやら例のCランク冒険者がここの領主になるらしい
Cランク冒険者なんぞ戦争してれば良いのに……余計な事をしてくれる
くそっ、ミーリスとクスーラゥも消えちまうしついてない
叔父貴は金はあるから大丈夫だって言ってたけどまぁ俺は俺の力で成り上がってやる。俺は優秀だから大丈夫だろう
今日はパーティメンバーを呼び出した
なんかダンジョンが出来たというので行ってみようと思ったのだ
取り敢えず昼に待ち合わせる
俺は朝は弱いんだ
12時にギルドに着くとメンバーは集まっていた
「おい、ブルース遅いぞ!」
今文句言った奴が後衛のジーグだ
いつもぐちぐちと煩い
ミーリスと変えられればよかったのに
「11時集合だった筈では?」
いちいちうるさい奴だ
俺が遅れることなどわかっている筈なのにいつまでもぐちぐち言いやがって
でもそろそろ……
あれっ、チグがそろそろ擁護する筈……って、あっち向いてる
俺が混乱しているとチグがやっと声を出した
「まぁ、行きましょ」
「………」
なんか調子が狂うな
今無言だったのはハグ
斧使いだ
俺が両手剣でチグは片手剣、前衛3のパーティだ
既に受付を済ませていた様で俺たちはダンジョンに向かった
しかし、ギルドハウスがデカく成ってる
Cランク冒険者が領主だとこうも違うものか
ダンジョンに着くと3層まで降りる
俺達はEランク冒険者パーティだからな狩るのは5層だ
ん、今回は時間が無いので4層までか……まぁ仕方が無い
5層で狩るには日帰りでは厳しい、次はキャンプの支度をしてくるとするか
3層で魔物を狩りながら4層の階段まで進む
地図が販売されてるから迷う心配は無い
雑魚はチグとハグに任せて俺は着いていく
4層に着いた
さぁ俺の力を見せてやろう
オークなど俺の敵じゃねぇ
まぁ少しは歯ごたえは有ったかな
しかしそのアイテムボックスカードってのは楽だ
解体の間待ってなくても良いし
チグの仕事も減るな……
配分も減らして良いか?
いやいや冗談だ
いつも通り俺が半分で良いよ
4層で少し狩った後俺達は帰途に着いた
「狩場が近いのは良いな、こんな時間の狩でも1金貨位には成ったか?」
「ブルースさん、俺が精算してきますよ。ブルースさんは飲んでてください。」
チグがいつも通り精算に行った
チグの口調もいつも通りに戻ってるしさっきは歯でも痛かったのかな?
俺が気持ちよく飲んでるとチグが戻って来た
「ブルースさん、2金貨になったのでこれブルースさんの分の1金貨です」
おお、あれで2金貨とは儲かったな、今度5層で狩ればかなりの儲けになるな
「それでですね、次回ですが荷物持ちを雇おうかと」
「アイテムボックスカードが有れば荷物持ちは要らないだろ。」
「野営の設備とか食料とか必要ですよね出来れば5日くらい潜ろうかと」
「ふーむ、まぁ良いだろう。かなりの稼ぎに成りそうだな」
「じゃ、準備できたら連絡します。」
「判った」
俺は皮算用に思いを馳せて夜中まで飲んでいた
チグside
相変わらずブルースは嫌な野郎だ…
しかし、奴は後ろ盾が無くなった
まぁそれなりに腕は立つから適当に利用してやる
今日も本当は4金貨になったからな、あいつに渡したのは正当な報酬だ
誤魔化してあいつと同類には成りたく無いからな
あいつは色々やってるからじきに報いを受けるだろう
その時まで精々稼がせて貰おうか
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今期のアニメどうですか?
やっぱスローライフ系多いな
強さを自覚してないのとか
もう少し自分の強さを理解して正当に戦える系見たいなぁ
少しでも面白いと思われましたらモチベーションにも成りますのでブクマ、評価よろしくお願いします
とにー




