表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チートスキル オンラインショップから始める異世界生活 どんな物でも買えてしまえる力で成り上がる  作者: とにー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

38/302

第38話 マルクの冒険③

部屋で色々話し合った結果

今日は5層へ行こうと決まった

無理をするわけでは無いが余裕があるのも確かだ、とりあえず適正な狩場を見つけようと言う結論となった


ダンジョンに着いて5層に向かう

少し前までは4層以降はダンジョンの中を移動して行かなくてはならなかったらしい

便利に成るダンジョンってあるんだな

5層は入り口が5つ

6層の階段に続く扉は無く6層に行くのには5層を通って行かなくてはならないようだ

ただ扉の表示板には下の階層に降りたパーティは表示されないようだ

いつも通り冒険者の1番少ない扉を選ぶ

扉を開けて中に入るとそこは森の中だった

3層、4層と違って5層はオープンフィールドだ

嫌な予感がしたが何もしないで帰るわけもいかない

取り敢えず一当てと魔物を探す

程なくトロルが見つかった

しかし、一目見た時マルクは思った『でかい!』と


ニレージの街の狩場にいるトロルより頭一つ以上デカい

そのトロルがこちらに気がつくと向かってきた

トロルは両手を振り回して殴り掛かってくる

僕はそれを交わすと右手に持つ片手剣を振った

あまり腰は入ってないが剣技レベル2の剣である

そこそこの裂傷を脇腹に与えた

「ギエーーーッ」

叫びながら僕を追いかけるように振り向くトロル

その背中をニースが両手剣で切った

「グアーー」

さらに叫ぶトロル

動きが止まったトロルにアルタが脇腹に槍を突き刺す、さらにトドメの一撃をマルクが与えた

音を立てて倒れるトロル

それをアイテムボックスに入れて僕は言った

「確かに大きかったけど何とかなったね」

こちらにダメージは無かった……と思ったのだがミリィがこちらに走って来る

「大丈夫?マルク、頬に血が出てる、ヒール」

どうやら頬にトロルの拳が掠っていたらしい。血が滲んでいた

「こんなの唾つけておけば治るよ」

「でも私何もしなかったし」

可愛いこと言うミリィだが俺は一つ提案をした

「敵の攻撃力が高いから、短期決戦にしよう。ミリィも構わず攻撃魔法を打って。」

多分5匹くらいで一杯一杯だからそれで撤退しよう

「「「了解」」」

その後トロル、トロル、ワイルドベアと狩って5体目がハイオークだった

ハイオークは槍と盾を持っていて体格に似合わず、割と防御寄りに戦う。普通のオークより少し精悍な顔をした奴だ

槍は牽制に使い、盾を振り回す。

トロルより少し小さいが頭は良さそうだ、ミリィの魔法も盾で防いだ

「ダァ!」

僕が切り掛かるが盾で防がれる

隙を見てニースが切り掛かるが槍のせいで掠めるだけだ

それでも少しづつ削って行ってなんとか成ると思ったその時だった

アルタが終わると思って周りを気にしたのだ、その為にハイオークから目を切った瞬間、ハイオークが槍を投げた

力を込めて投げたわけでは無いのでそれほどの勢いでは無かったが目を切っていたアルタは避けられなかった

ハイオークの槍がアルタの腹に刺さった

「キャー!」

ミリィが叫ぶ

そしてミリィがアルタに駆け寄って来る

そこまで深い傷では無い、ヒールが間に合う。

そんな思いでミリィはアルタに駆け寄った

しかし、まるでその時を待っていたかのように横の草むらから1匹の魔物が飛び出した

ビッグボア

体長80センチのボアより一回り大きい1,5m程の体を持つ魔物だ

その巨体が加速してミリィに迫る

それに気がついた僕が叫ぶ

「させるかぁ!」

僕は全力でミリィの前に入ろうとする

しかし、間に合わなかった

目の前でミリィがビッグボアの体当たりを受ける

体の軽いミリィはピンポン玉のように弾き飛んだ

「うわーーーーっ」

叫んでビッグボアに切り掛かる

ビッグボアに脇腹を噛まれるが頭に剣を突き刺す

後ろを見るとハイオークの盾がニースの顔に刺さり、ニースの両手剣がハイオークを貫いていた

アルタは思ったより傷が深かったようだすでに動かない

「ミリィ、ミリィ!」

僕は蹌踉(よろけ)ながらミリィに近でく

しかし、ミリィはぴくりともしない

抱き寄せるが既に冷たくなっている。体当たりの衝撃か体のあちこちが酷く損傷している

「ミリィ、そんな……」

僕も、だんだん目の前が暗くなって来る

そしてそのまま前のめりに倒れる

「ごめんね。守れなかった…」

僕はそのまま意識を手放した


ーーーーーーーーーーー


少しでも面白いと思われましたらモチベーションにも成りますのでブクマ、評価よろしくお願いします


とにー

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ