第310話 磁力
感想ありがとうございました。
高レベルスキルを習得するにはかなり高い存在値が必要です。
召喚勇者は存在値高いですが彼らの高いステータスやユニークスキルで存在値をかなり消費しています。
その点ススムはユニークスキルが攻撃系じゃ無かったので存在値余っててあれだけ一気に買ったスキルを習得できたと言う裏設定が有ります
テスターの放った鉄球は確かにシールドを突き破りゴーズに直撃した。
しかしゴーズはその攻撃を疑問に思う。
それは当てられたことではない。
磁力を使った攻撃、その仕組みは解明できないが覚醒勇者の攻撃なら当てられることは理不尽だが受け止め無ければならない。
その位の臨機応変差はゴーズには有る。
では何が疑問かと言うと……
ゴーズは自分の体を確認するがさしたるダメージはない。
いや……
無さすぎるのだ。
ゴーズのシールドは5レベル相当
そのシールドを一撃で打ち破ったとなれば8レベル相当の攻撃だったと思われるのだがそれにしてはダメージが少なすぎる。
その攻撃の不思議さにゴーズは次の行動を一瞬躊躇した。
しかし配下で有るゲルヴィとギャルグは既に行動に移っていた。
ゲルヴィは不可視の斬撃とはまた少し違う衝撃波を放ち、ギャルグは高機動から数度のフェイントを混ぜながら接近戦を挑んできた。
ゲルヴィの放った衝撃波ば広範囲に広がり面を意識した攻撃だ。
おそらく斬撃では簡単に避けられるので牽制の意味合いも有るのだろう。
更には行動を制限することでギャルグに対する援護にもなっている。
今までは勝手な魔人ばかりを相手にしていたテスター達は少し面食らう。
流石に魔人兵ともなるとそれなりの連携はしてくるのだ。
衝撃波はシールドに阻まれるがシールド越しでも振動は伝わってくる。
その瞬間ニクロンに向かってギャルグが仕掛けて来た。
シールド破壊攻撃も巧みに織り交ぜたその連撃はニクロンも受けざる得ない。
ニクロンは剣を抜いてその攻撃を受け止めた。
ギャルグの連撃は凄まじいものでは有るが、ニクロンもCランク冒険者で有る。
危なげなくその攻撃を捌いていく。
しかしギャルグとニクロンが一対一の構図となって仕舞えばもう片方、テスターはゴーズとゲルヴィの二人と対峙することになる。
ギャルグとニクロンはニクロンの方が優勢では有るがゴーズは明らかに他二人よりは強い。
それは驚異度を感じられる覚醒勇者で有るテスターにも分かっていた。
だからこそ最初にゴーズを狙ったのだ。
戦闘が始まって仕舞えばゴーズも覚悟を決めて余計なことは考えなくなる。
先ずは確実に目の前のテスターを倒そうとゲルヴィと連携を取ろうとしたその時だった。
テスターが力を込める。
するとまるで反発するかのようにゴーズの体が後ろに弾け飛んだ。
そのままゴーズは戦場から遠ざかって行く。
一瞬呆気に取られたゴーズが気合を入れて体をその反発力から耐えるまでに既に10kmと言う距離が稼がれていた。
その時ゴーズは最初のテスターの攻撃の意味を理解した。
テスターの攻撃は鉄球によってその磁力をゴーズに伝染させる事だったのだ。
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とにー




