第302話 重力操作
いつも誤字報告ありがとうございます。
作者スマホで打っているのでミスが多く助かって居ます。
星影通称スターシャはススムが購入したユニーク忍者ユニット三人のうちの一人だ。
ユニーク忍者ユニットは単なる名前があるだけでは無くそれ相応の実力を持っている。
ガチャ的なランク付をするならSSRと言ったところだ。
EXRで有るスペーディアや花栄よりは格段に劣るが……
その実力はUR的な存在の覚醒勇者並みで有り、経験値はMAXで現れるので戦力としては高いまで有る。
スターシャは嵐影程戦闘特化では無いが、その実力は素晴らしい。重力を攻防に使いバランスが取れているのだ。
そして彼女の特性上、一対多の戦闘に優れている。
それ故にススムはスターシャから離れた位置に移動した。
スターシャはススムがスキルの効果範囲から外れたことを確認すると彼女のスキルを発動する。
彼女のスキルは重力操作。
最初使った時は自分から離れた位置で効果範囲にススムを巻き込んでしまわないように調節した為五倍程度にしか上げることは出来なかったのだが、彼女のスキルの真骨頂は自身を中心にして発動するときであった。
彼女がドレスを再度翻すと、彼女の体が濃紺の銀河の中に消える。
そして銀河を模した様なドレスが周辺に広がって行く。
そしてその範囲の重力が一気に増加した。
グギャールは危険を感じて飛び退いて効果範囲から逃れようとするが既に遅い。
一気に加えられた重力によって地面に叩きつけられる。
反応に遅かったザーギスはそのまま立って居られずに地面に貼り付けられることになる。
「グギギギギーー。」
ザーギスは呻き声を上げながら地面から起き上がることも出来ない。
それどころか既に五体投地状態だ。
そして更には地面自体もだんだん陥没して行く。
グギャールはなんとか両手で支えて耐えてはいるが、既に身動き出来ずに起き上がることも出来ない。
しかしスターシャの微笑みは消えずにその重力は更に増していく。
ザーギスは既に泡を吹いている。
「貴様、よしやがれ。」
グギャールはなんとか悪態をつく。
「まだ余裕がある様ですね。それでは更に重力を上げましょう。」
「よせ!」
微笑みを崩さないスターシャは無慈悲にスキルの強度を上げる。
重力は既に100Gを超えている。
魔人の体重が100キロだとすれば既に10tに成っているということだ。
これは純粋に10tの重石をつけている訳ではない。
全ての可動部分にそれだけの負荷が掛かっているのだ。
グギャールなら普通に10tの物を持ち上げる事は出来るだろう。
しかし重力が上がるという事はそれだけでは無いのだ。
しかもスターシャによって更なる重力が重ねられる。
流石のグギャールも耐えきれずに落ちることとなった。
三人目のユニーク忍者は最強の名を持って居ます。
魔人とに戦闘で出てくると思います。
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とにー




