表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チートスキル オンラインショップから始める異世界生活 どんな物でも買えてしまえる力で成り上がる  作者: とにー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

280/303

第280話 トリプルクロスカウンター

いつも誤字報告有難うございます。


ボクシングにカウンターと言う技術が有る。


相手の攻撃に合わせて攻撃を放ち相手の勢いを利用するとともに防御技術も減衰させる技だ。


ボクサーの恐ろしく速いパンチにタイミングを合わせると言う難しい技でも有る。


その中の高等テクニックにクロスカウンターと言う技術が有る。


某ボクシング漫画で有名なこの技は相手のパンチにただ合わせるだけではなく、例えば右のパンチならそれに被せるように左のパンチを放ち、相手の勢いを利用するだけではなく防御を完全に無効化するテクニックだ。


放たれた両者の手がクロス状になる事からこの名がつけられている。


これをされるとウェービングや逆の手でブロックと言った技術は使えない。


ただこの技対策の技も作られた。


ダブルクロスカウンターと名付けられたその技は最初のパンチを囮に使い相手のクロスカウンターパンチを自分にパンチごと跳ね除け逆の手でパンチを放つ。


ジュビアが行なったのはまさにこの攻撃と言える。


完全に決まったかに見えたこの攻撃だったが誤算はススムが油断をして居なかったことだ。



ジュビアから放たれたビームは完全にファイルーンを包み込む。

そのエネルギーは10レベル相当にも及び7レベルのシールドでも防げない。

もしそれ以上のレベルのシールドだったとしてもエネルギー圧で突き破ることが出来る。


「やった!」


この様子をモニターで見て居た開発部の皆は歓声を上げる。


ビームの奔流がそのまま減衰せずに帝都内を突き抜ける。

この攻撃で帝都の街並みに一筋のラインが描かれた。

それ程の威力の攻撃だったのだ。

流石のファイルーンもひとたまりも無かった。

周りからはそう見えたのだが……。


ビームの余波が爆煙を巻き起こし周囲が一瞬煙に包まれる。



そうして……。



煙が散り視界が開けた時、ファイルーンはジュビアの後方に居たのだった。



ファイルーンの手には春花の光の剣に似たエネルギーで出来たソードが握られて居た。


そしてそのソードを無慈悲にもジュビアの胴部分に突き刺したのだ。


種を明かせばファイルーンはススムとほぼ同調しているので限定的ではあるがススムのスキルが使える。

ススムが行使したのはショートジャンプだ。

但しこの行動も簡単では無い。

コンマ数秒の判断で行われたものだ。

油断をせずに全ての状況を読み取って居たススムだから出来たことだ。


まさにダブルクロスカウンターに対して更にカウンターを撃つ。

トリプルクロスカウンターの完成だった。


一瞬の溜めをおき爆散するジュビア。


ススムはファイルーンを皇宮の方に向ける。


その時……。


地面が突然出て揺れ出した。






少しでも面白いと思われましたらモチベーションになりますのブックマークや評価をよろしくお願いします。


感想もぜひお願いします。


とにー

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ