第28話 赴任準備
俺が領地としてワルフィアを希望すると問題なくその地が下賜された
俺は王様から理由を聞かれると次の様に答えた
「私のスキルは実は人を育てるのに向いています。ワルフィアはその目的にはうってつけの地です。戦力を育て前線に送り、戦争に貢献しましょう。」
勿論俺のスキルは人を育てるの特別向いている訳ではない
育てる為に使うことが出来る程度だが嘘は言ってない
「確かに、安全では有るし教育には向いてるかもしれないが何も無いところだ。戦士が育つのか?」
無ければ作れば良い
「それは、やってみてのお楽しみで、強力な戦力をご期待ください。」
そこまで言った俺は更に探りを入れる
「ところで、聞いたところによると勇者の教育が滞ってるとの事、宜しければそちらも受け合いましょうか?」
「ふむ、それは一応機密なのでな、今の状況だとなんとかせねばならなくなるが……」
「こちらもまだ準備が少し掛かります。出来次第またお伺いします。」
「わかった」
これは脈ありだと俺はほくそ笑んだ
まぁ目的はイヴの保護なのだが
早速にでも移動したいところだが王都で少しやることがある
俺は非正規の薬剤店を訪ねた
そろそろ情報がある程度入ってきてるだろう、デバイスを確認すると俺の必要なデーターがあった
ちなみに忍者達の足用にマイクロバスを用意した
マイクロバスで移動する忍者ってちょっとシュールだが昨今の創作だと割と有るか?
忍者といえど流石に半日で200キロとか無理ゲーだろう
マイクロバスは使い終わったらアイテムボックスにいれれば良いし新しい街でも使う予定だから無駄にならない
で、俺の必要なのは代官屋敷の使用人の写真だ
薬剤店で使用人の写真を見せて確認すると衛士の男が3日前に買いに来たことがわかる
馬を使って大急ぎで来たのだろう
何故使用人だと思ったかは代官の使用人は代官特権で手荷物の検査が緩い。
禁呪薬を持ち出すために必要だと思ったからだ。
これで裏が取れたのでワルフェアに向かおう
辞令とか用意に1日掛かるらしいので一晩待たされた
帰るにあたって俺は使用人として運転手を雇った
他にも必要な人材を雇った
執事としてユニークユニットのジルコットを
彼はデーターだとかなり優秀だ
後はメイドを3人ほどと内政官を3人、騎士団長としてこれまたユニークユニットのジャルダン
騎士として10人ほど雇った
そういえばカスタマイズは貯めてある魔素を使ってレベルを上げる事も出来る
騎士は軒並み10レベルに上げた
1レベルの騎士を10レベルにするのに経験値が250ポイント掛かる10人で2500ポイント、ドラゴンの魔素を取っておいて良かった
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一般人は1レベルと10レベルではかなり強さが変わります
ユニットは基本一人一万円です
これにジョブによる修正が入ります。ジョブによって固定スキルがあり、基本ユニットにカスタマイズで同じスキルを覚えさせるより割安です
ユニークユニットは個性があり能力もまちまちですが軒並み優秀です
なお買ったユニットは忠誠がmaxになるので安心です
とにー




