第259話 ユニークユニット
いつも誤字報告ありがとうございます。
モーター・サーバントの試験運用が終わり、十分使えることを確認した後俺はワルフェア上空に万能母艦を浮かばせ、その中の一室、司令官ルームにいた。
この部屋はブリッジの真下に有り有事には椅子がそのままブリッジに移動するギミックに成っている。
ただ、それこそこの戦闘艦と互角の戦いをする状況にでも成った場合だろうからそう簡単にその状況になるとは思えないが……。
これからは利便性や安全面からここを拠点にすることに決めた。
この母艦自体は全長500メートル程ありラミネート装甲+シールドによる強化もされて空中要塞と化しているのだ。
司令室にはワルフェアに飛んでいる無数のドローンから様々な情報が集まってくる。
それと今回のランクアップで俺の操作するデバイスは消えたが擬似デバイスを無数に作り出しアティが管理することが可能に成った。
今までも似たようなことができたがアレはあくまでも自動化で、管理するAIも簡易な物であった。
アティが管理することによってその精度は俺が操作している状況と遜色ない環境が得られるのである。
その為色々な場面での対応が精錬されることとなった。
過去にあったダンジョン内でのトラブルも格段に起きにくく成ったし、サポートもかなり充実して行えるように成ったのだ。
さらに言えば各都市ごとに判断の独立化が可能に成った。
今までもある程度はそうしていたのだがやはり不備と俺に対する負担が大きい。
これ魔人国に対する対応にリソースを割り振れるのはありがたかった。
司令室で俺は脳内デバイスによりバージョンアップの確認を行う。
今回のバージョンアップで購入出来るように成ったものに追加のユニークユニットがある。
それは今まで買えた通常ユニットより少しマシな程度のユニークユニットと違いかなりの高性能なものも買える様に成った。
ガチャで出るEXのユニットほどではないがSSRかURと言えるユニットが購入出来るのだ。
値段はガチャと同じ50億であるがランダムでなく購入できるのは助かる。
戦力としても覚醒勇者と互角の者も散見された。
先日購入したパイロットもそう言ったユニットでアニメでは主人公やライバル達だった。
俺が次に目をつけたのは『魔法少女』のユニークユニットだ。
性能を確認すると彼女たちの魔法はこの世界で言うところのレベルのある魔法では無くスキルに属する物となる様だ。
シールドに対しては効果、非効果はそのスキルに依存することとなる。
シールド以外にもその性質で防御する魔人には有効な攻撃手段になりそうだった。
俺は二人組で一つのユニットとなる魔法少女を購入した。
「キディ・ブランシュ』と『キディ・ノワール』の二人組だ。
白を基調としたブランシュと黒を基調としたノワール。
昨今の魔法少女よろしく魔法は止めのみで基本は接近戦だ。
ブランシュは剣を使いノワールは素手での格闘戦となる。
理不尽に空中を跳躍する彼女たちは魔人に対して有効な戦力となるだろう。
少しでも面白いと思われましたらモチベーションになりますのブックマークや評価をよろしくお願いします。
感想もぜひお願いします。
とにー




