第256話 アティ
誤字報告ありがとうございます。
遂にその時が来た。
デバイスが発光し出したのだ。
前回のランクアップとは明らかに違う。
眩い光に俺は一瞬視界を奪われる。
それ程に強い光がデバイスから発せられたのだ。
そして……。
その光が収まった時。
俺の目の前にはデバイスが無かった。
俺は一瞬戸惑ったが、頭の中に響いてくるメッセージが混乱を鎮めてくれた。
『ランクアップが行われました。』
頭の中に響いた電子音と共に流れ込んでくる情報が有る。
ランクアップによってデバイスは俺の頭の中に移動したのだ。
そしてその操作法、機能も頭の中に情報として入ってくる。
そして……。
ランクアップのお知らせの機械音とは別に、女性の声と明らかに解る声が俺に呼びかけてきた。
『初めましてススム様、私はデバイス操作のサポートとして誕生したアーティフィシャル・インテリジェンスです。アティとお呼びください。』
「ほう、AIか……。」
俺は思わず呟くと、頭の中で(役に立つのかな?)と考えた。
すると……。
『お役に立って見せます。』
そう返事が有った。
成程、思っただけでも反応してくれると言うことか……。
『はい、そうです。』
まぁ俺の思考の中に居るわけだから考えていることは解るよな。
ちなみにもう返事はいらない。
俺が考えると特に返事は帰って来なかった。
ともかくAIについては分かったので俺は問いかける。
(アティ、新しく買えるようになった物を表示してくれ。)
『了解しました。』
そんな返事とともに頭の中にカタログが浮かぶ。
それは……。
俺たちの世界の創作物と言われる存在だった。
多分アティは俺の趣向に合わせて表示してくれているのだろう。
表示されたそれは俺も大好きだったロボットアニメのシリーズの人型決戦兵器と言われる20メートル程のメカだった。
(これって俺が操縦出来るのか)などと思案すると……。
『AIがサポートしますので問題ありません。ススム様には私がサポートします。』
なんと、ロボットの操作のサポートまでしてくれるとの事だった。
値段は主人公機になるようなロボットが一台5000億円。
量産機が500億円。
運用母艦と言える大型戦闘艦も5兆円で買えた。
俺は3台の主人公機と大型万能戦闘母艦を購入した。
三台買ったのは気分で乗り換えるためだ。
車なども気分で乗り換える達だからな。
とは言え遊ばせておくのも勿体無いので、ユニークユニットのパイロットを三人ほど購入した。
その他母艦のクルーも何人か雇った。
母艦自体はAIのお陰でほぼ全自動なので、さしたる人員は要らないのだけど誰も居ないのはやっぱり寂しいからな……。
やっとここまで来ました。
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とにー




