第254話 ドーステン解放
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バンドリューク砦の司令室を占拠した後私はそこに設置された装置を操作して裏門のロックを外し、裏門のシールドを解除する。
そして自動防御システムも無効にした。
操作方は先輩からの指示で既に分かっていたのです。
裏門のロックが外されるや否や月影によって門が解放された。
待ち構えていた戦車部隊が突入する。
配置されていた兵からの若干の抵抗は有った物の要で有るシールドと自動防御システムが無効にされて仕舞えば抗える戦力では無い。
門を解放した後に月影が裏門の内側で攪乱すれば余計で有る。
対空兵器に関してはかなりの抵抗に有ったものの半分くらいは使用不能にする事が出来た。
私は司令室から壁の自動修復のアーティファクトの動作を停止する。
これに関しては現場で手動で起動することも出来るが、忍者たちは通路を破壊するなどして手動操作を妨害した。
こうして仕舞えば対空兵器を守る障壁を阻害することができる。
程なくして上空からアパッチやオスプレイが侵入してきてバンドリューク砦は陥落することとなった。
バンドリューク砦さえ落ちて仕舞えばクロウスブルグより北東の都市は然程苦労することなく落とせるでしょう。
私は、先輩の指示通り直近の都市から陥落させて行った。
いくつかの都市は先輩の予想通り帰順の意思を示していてそれらを受け入れた為に正直ボーヤン帝国内で進軍したルアシーン軍と同じぐらいのスピードでドーステン内を攻略することができた。
兵器は先輩が用意したものの兵士はドーステンの元兵士が多く、私たちは自分で取り戻せたと言う高揚感が大きく、ミーリシア様のお声掛けもあって民衆は新政権を熱狂的に向かい入れた。
これによりドーステン解放は達成されたのだ。
クロウスブルグ城(先輩が新しく建ててくれた)で私はミーリシア様と対面する。
「ミーリアさん、ご苦労様でした。」
「ミーリシア様もお声かけありがとうございました。」
「全てはススム様のおかげです。まぁこんなことになるとは思って居ませんでしたが。」
「先輩ですからね。」
「わかりみですね。」
そう言って私たちは笑い合った。
次回からススムの話に戻ります。
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とにー




