第243話 帝国軍
帝国side
シーラムの街まで後1キロと言うところまで迫った時だった。
お付きの作戦参謀から提案があった。
示威行為として全軍で飛行して接近するのはどうかと言う事だ。
度重なる勝利に興奮していた私はその意見を取り入れた。
ここまで敵の増軍が無いと言うことは王国は既に相当警戒していると言う事だ。
ならばそのまま出てこれないようにして仕舞えば良い。
正直言ってこの戦力でも王都を落とすのは難しいしトーレス王国を潰すのも不可能だろう。
だとすればここで国境付近を脅かすことによって王都にプレッシャーをかける事ができる。
直に魔人国の侵攻も始まるだろう。
それまで時間を稼ぐのも一手である。
人造魔人達は街の前で着陸して体制を整えさせる。
斥候や見張りは人造魔人達を確認して絶望している事だろう。
体制を整えたら人造魔人達に少しづつ攻めさせる。
ここで焦る必要はない。
戦力は十分有るのだから……。
先ほど修復した人造魔人も追いついてきたので全軍で行動できる。
シーラムの街を落としたら近隣の街も落としていく。
そして魔人国の侵攻に併せて行動すればトーレス王国も長くは持たないだろう。
遂に帝国に悲願をを叶える事ができるのだ。
私は笑いが止まらなかった。
「うはははははぁーーー!?」
帝国軍は光に包まれる。
それはまるでア・バ○ア・クーに向かおうとしたレ○ル将軍の様に。
何が起きたかさえも分からないまま……。
全滅することとなった。
しかもあまりの出来事と、広範囲の軍を失った為、その現状の報告が帝都に届くまでにはかなりの日数を費やすこととなる。
それはススムの狙いでもあった。
それと同時期に帝都攻略軍がルアシーンから出陣していたので有る。
軍自体はエトワルから進軍する。
速攻でルアシーン国境の街を落とす。
主力はアパッチとオスプレイのヘリ部隊だ。
地上からも歩兵戦闘車を中心に機動力重視で向かわせる。
ヘリ達は魔人が居るとなると運用は厳しかったが居ないとなれば安心して運用できる。
部隊には春花、カミーユ、岩男君を投入してある。
現状の帝国軍では防ぐことは難しいだろう。
侵攻は順調に進んでいった。
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