表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チートスキル オンラインショップから始める異世界生活 どんな物でも買えてしまえる力で成り上がる  作者: とにー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

221/303

第221話 ゾーザス

いつも誤字報告ありがとうございます

家に戻ろうとするクローディアを呼び止めてリーリスはブローチ型のアイテムを渡す。

「これは私の声が届くアーティファクトよ。意思を込めればあなたの声を私に届けることもできるわ。何かあったら連絡して。」

実はクローディアにアーティファクトを渡したのはもう一つ理由があるがそれはまだ言わない。


「ありがとう。」


そう言ってクローディアは屋敷に戻って行った。


一晩牢屋で過ごすことなど別に慣れているわけでは無いが冒険者である彼らにはさして苦にならない。

レオンは床に胡座をかいて考え込んでいる。

思考に入るときの癖のような物なので他のみんなは何も話しかけない。


小一時間ほどレオンはそうしていたが、考えが纏まったのか立ち上がった。

そしてみんなに話始める。


「まずは段取りだ。領主屋敷に行ってクローディアさんのお友達を助ける。そして領主を糾弾する。しかし、ここまでで不確定要素が一つ有る。」

「領主の戦力かい?」

パトリックが口を挟む。

「そうだ、しかし戦力と言っても問題なのは衛兵じゃない。冒険者のサモナーの方だ。セイレーンクラスを呼び出せるとすればかなりに実力者と言える。」

「確かに……だけどあのクラスの魔物なら僕達の敵じゃ無い。」

パトリックが憤るが、レオンは冷静だ。

「そのサモナーが更にランクが上の、例えばドラゴンなどを呼び出せる可能性もある。」

「ふむ。」

相変わらずイージスは短く相槌を打つ。

「そのサモナーが領主の配下と言うのならその可能性は低いが、クローディアさんから得た情報に寄ると協力関係と言う形らしい。サモナーの方が領主を利用しているとすれば切り捨てることも躊躇わず屋敷内で大型魔物を呼びかねない。」

「でも、ドラゴンだって私達なら倒せるよね。」

「それはリーリスの言う通りだが……その場合の被害は深刻だ。正直屋敷はどうでも良いがクローディアさんや囚われた住民にも被害がいく可能性がある。」

「そいつは拙いな。」

パトリックが掌を顔に当てる。

と、その時だった。

クローディアから連絡があったのだ。

「聞こえるかしら?」

「大丈夫、聞こえてるわ。」

リーリスがそれに答える。

「今あなた達を倒せる戦力を集めてるみたい。後それとなく聞いたのだけどサモナーの冒険者の名前はゾーザスと言うそうよ。」

「ありがとう伝えるね。あまり無理はしないでね。」

リーリスはクローディアにそう伝えると今聞いたことをレオン達に伝える。

「ゾーザスか、聞いたことがある。能力は高くアダマンタイト級も狙えるほどだったのだが素行が悪くギルドから追放されたやつだな。しかし奴だとすれば手は有るな。プライドが高くて頭に血の登りやすいやつだ。ならば陽動と行こう。」


作戦が決定したのだった。


少しでも面白いと思われましたらモチベーションに成りますのでブックマークや評価をよろしくお願いします。


とにー

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ