第21話 王宮にて
ドラゴンは縄張り意識は強い
故に縄張り争いはあるしやぶれたドラゴンが逃げることもある
なら何故嘘がバレたか?
場所がムグの森なのが問題なのだ
ドラゴンの縄張りは思っているより広い
ローザンス山脈のドラゴンの縄張りにはムグの森も入っているのだ。
縄張り争いに負けたドラゴンや他から来たドラゴンがムグの森にいる事は考えられないのである
しかしこれは意外と知られてない何故なら人間がムグの森で魔物を狩っても特に反応しないからだ
これはドラゴンが人間を意識していないからである
ススムがドラゴンに無防備に近づいても反応しなかったのはそれである
勿論近距離まで行くとか魔法を唱えようとすれば別であるが
Dランク以下の者はドラゴンにとっても冒険者にとっても意識をしない存在なのである
王宮side
軍務長官が政務長官を尋ねる
「門番から報告が上がっているぞ」
「ほう、どうした?」
2人は気心の知れた仲だ
「悪い報告と良い報告が有るが……どちらから聞きたい?」
「相変わらずだな。それじゃぁ悪い方から聞くとしよう」
このやり取りはlつもの戯れ合いだ。そしていつも軍務長官は先に聞いて欲しい方を先に言う。
それがわかっていて政務長官はその通り聞くのだ
「庇護依頼の来ていたリブ王国の姫だがな王都に着く少し前に襲撃されたよ」
「むぅ、我が国内でか、それで相手は?」
「王都の目と鼻の先でだ。相手に関しては憶測でしか無いが、おそらく漆黒の牙……」
「それは……お姫様は無事なのか?」
「それは良い方の報告だ。無事着いたよ。たまたま通りかかったCランク冒険者に助けられてな。」
「そのCランク冒険者と言うのはまさか……」
「そう、ススムだ。彼も先ほどギルドに着いたよ。」
「新しい英雄様は派手なことが好きだな。ドラゴンスレイヤーの次はプリンセスレスキューか」
「そうだ。例の件は?」
「陛下に訴状して有る。多分承認されるだろう。」
「では明日会議で詰めて明後日準備して謁見は三日後だな、」
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ちょっと短いですがキリが良いので
とにー




